見過ごしがちな被害粒や未熟粒、また粉状質粒などもハッキリと識別することができます。
TX-200は、精米や玄米の外観品質を観察するための器具です。試料の背面から光を透過させて、形状や色調を観察します。角度を確認しながら回転させることができる試料皿や、拡大レンズも付いています。しかも試料の背景がブルーになるような工夫がされていますので、精米や玄米の性状を明確に識別することができます。
・単眼用ルーペと両眼用フレネルレンズが付属し、用途によって使い分けられます。
・お米の被害や損傷を写真で解説する、別売り小冊子「ライスミュージアム　お米の品質評価テキスト」日本精米工業会編を用意、本器と併せてご活用ください。
●玄米の観察例：胴割などの被害粒、乳白や心白などの未熟粒、カメ虫などによる着色粒を識別することができます。
・胴割粒の混入を観察：穀粒に亀裂があると、亀裂面を境に陰影がハッキリと見えます。
・未熟粒の混入を観察：充実程度の低い部分は、光を透過しにくいため黒みがかって見えます。
●精米の観察例：胚芽残存や糠層の剥離程度、き形や損傷などの被害粒、腹白や心白などの粉状質粒を識別することができます。
・胚芽や糠層の残存を観察：胚芽部分や糠層の残存は胚乳部と異なり、光を透過しにくいため、黒みがかって見えます。
・粉状質粒の混入を観察：粉状質部分は反射光のときは白く見えますが、透過光では黒みがかって見えます。