新機構搭載で、加減速がよりスムーズに！SRE2731Pシリーズ誕生です。

皆様お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか、アグリズバイヤーボブです。

すごく久しぶりのブログです。いろいろご紹介したいこといっぱいでしたが、なかなかブログまで手が回らず、ずいぶん久しぶりとなってしまいました。
さすがに10月後半になり、朝夕は肌寒さを感じることも増えてきました。
毎年受けているインフルエンザの予防接種ですが、今年はまだなのでそろそろ接種しに行こうかと思っている今日この頃です。

今日のブログは今年の夏に発売された、新型防振機構を搭載した共立プロ用刈払機SRE2731Pシリーズのご紹介です。

本格山林用プロモデルとして誕生したSRE2730Pシリーズ、標準仕様のSRE2730と比べて、加速性とレスポンス性能を追求した専用エンジンと硬質ジェラルミンパイプの組み合わせでプロユーザーを中心に高い評価を受けていました。

この「加減速（レスポンス）」の部分をより強化するために、従来の防振スプリングダンパーの代わりに新型防振機構「AVS(Anti-Vibration System)」のワンウェイクラッチを新しく採用したのが今回のSRE2731Pシリーズとなります。

エンジン等は従来機のSRE2730Pと同様四流掃気シリンダ+マグネシウムクランクケースの組み合わせ。
軽量かつ高耐久に加えしっかりしたパワーと安定した性能を発揮します。

エンジンカバーとシリンダーフィンのクリアランスを見直す事により、冷却風の通り道に草などの異物が詰まりにくくなり、焼き付き等のトラブルのリスクを低減します。
また、スイッチ配線やワイヤー類の取り回し部分には樹脂製のカバーを設置、露出を抑えたシンプルなデザインは、枝などへの引っ掛かりを抑え作業中のストレスを低減、スムーズな作業に貢献します。

エアクリーナー部分には防塵効果の高い「フラットパネル型防塵クリーナー」を採用、ダスト濾過性の高いメッシュの細かいフラットなフィルターを搭載しています。

エンジン始動は蓄力式iスタートを搭載。ゆっくり引いても、細かく引いても楽にエンジン始動が出来ます。
ダンパー式スタートに慣れている方は、蓄力式スタートの操作に戸惑うかもしれませんが、蓄力式スタートはあくまでもリコイルを引っ張ることでスプリングを巻いて、その巻かれたスプリングがクランキングを起こしているという点をを意識していただけるとダンパー式リコイルスタート方式の機械になれた方でも違和感なくお使いいただけるかと思います。

クラッチは引き続き大口径タイプ（φ58）を採用で、トルクをしっかりシャフトに伝えます。

遠心クラッチ（クラッチドラム）とドライブシャフトの間に加速時にのみ働くワンウェイクラッチ「AVS」を採用することで、加減速時の振動を吸収しつつ、エンジンの回転低下に引っ張られて刈刃の回転が下がることを防ぎます。

ギヤケースは引き続き軽量化された高耐久の4ベアリングタイプです。

回はSRE2731Pの両手ハンドルモデル（SRE2731P-UHT）を確認しましたが、クラッチミートの瞬間（低速から中速への移行時）にスプリングダンパーの時に感じた横にブレるような動きは先行機同様感じました。
この点については、低燃費エンジン特有の低回転時の不安定さもありますので、ある程度やむを得ない部分はあろうかと思います。
ただ、クラッチがつながり回転が安定した後（中速から高速域）の加減速操作では、ダンパーシャフトで感じていたような違和感はかなり抑えられていました。
両手ハンドル（UHT）ではカタログ上の数値としての3軸合成値は少し上がってしまっていますが、トータルでの振動は確実に少なくなっていると感じました。