日軽アルミブリッジが大好評！人気上位２シリーズをご紹介！

アグリズバイヤーのサムです。新年を迎えてもうすぐ１ヶ月になりますね。ここ数日の寒さに南国育ちの僕はなかなか対応できず、寝る前にお風呂に入ってポカポカしている間に布団に入っています。大雪の地域にお住まいのかたはくれぐれもお気をつけください。

今回はアグリズで人気の日軽さんのアルミブリッジ、PXシリーズとPXFシリーズの２機種をご紹介します。ブリッジ、道板、歩み板、ラダー、呼び方がいろいろあるようですが、通常はアルミブリッジと呼ばれています。

まずメーカーの特色ですが、日軽アルミブリッジはアルミニウム総合メーカーである日本軽金属グループの一員である日軽金アクトが、長年の実績を基に開発してきた高強度アルミニウム合金と加工技術を最大限に活かした信頼性の高い、建設・土木・農業機械の積み降ろし用アルミ製ブリッジです。

溶接用高強度アルミ合金と高い溶接技術、ISO認定工場による確かな品質と最適構造設計による軽量化を実現しています。

メイド・イン・ジャパンでしっかり品質管理された商品ですので、製造のタイミングによっては少し納期はいただいておりますが、かなりの好評をいただいております。

今回ご紹介しますPXシリーズとPXFシリーズの違いはフックタイプ（固定方法）の違いのみになります。用途は小型・中型建機・農機用で、鉄クローラ・ゴムクローラおよび乗用タイヤ対応です。かなりオールマイティな仕様ですので、これが１つあれば機械の足回りによって使えないということは少ないです。

まずPXシリーズですが、こちらはアングルフックタイプになります。ツメ式、フック式などと言うこともあります。よく見かけるタイプですね。こちらは運搬車両に受け金具がついている場合の仕様です。

↑受け金具のメーカー推奨寸法とフックの寸法です。

↑ステップの特長の記載がありますが、台形にすることでステップとステップの間に鉄クローラが食い込んで抜けなくなることを減少させています。食い込みそうになっても上方向に抜けやすい形状ですね。

また断面の形状も力学的に解析されているようで、特殊な構造をしています。両サイドがコの字型で中央がI型の組み合わせで、荷重をしっかり受け止める断面かなと思います。そしてそれを高い溶接技術で2本のフレームと一体化しています。

次にPXFシリーズですが、こちらはベロ式フックタイプになります。ホームセンター等ではなかなか見かけないタイプだと思います。。こちらは運搬車両に受け金具がついていない場合の仕様です。荷台に穴をあけてピンを差し込むことで安全に使用できます。

↑ベロの寸法になります。穴あけ位置の基準となります。この寸法でマーキングをしておいて、現物合わせをしたほうが無難ですね。

断面形状もPXシリーズと同じですので、こちらでは説明を省略しますね。

そして、アルミブリッジの選定の仕方ですが、日軽さんの資料を使ってご説明します。

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まずは大前提ですね。これでどのシリーズから選ぶかを絞ります。農業機械ですとゴムクローラかタイヤですのでほとんどのアルミブリッジが対応します。振動ローラー等、特殊な足まわりだと対応できないアルミブリッジがございますのでお気をつけください。

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重量は安全性の面で非常に大事になります。機械の重量は何トンか、機械に取り付けるアタッチメントの重量とオペレータ（運転手）の体重も考慮して余裕のある選択をしてくださいね。総重量の算出が必要です。

アングルフックタイプの場合は受け金具が必要です。

適切な長さを選んでいただかないとひっくり返る危険性がありますので、まずは荷台の高さを計測してください。勾配が急になると機械の前方が浮いてきそうでとても怖いです。上の計算式で長さが決まります。もちろん余裕があるほうが良いのですが、荷台にどう収めて移動するかも考慮してください。

フレームにクローラやタイヤが載らないような幅を選択する必要がございます。フレームはステップの荷重を受け止めるものですので、もちろんステップよりも強度は高いですが、フレームに直接機械の荷重がかかると思わぬ事故につながる可能性も考えられます。また、ブリッジを平行に真っすぐ設置したつもりでも地面と荷台の部分では誤差が出ますので、有効幅に余裕があるほうが機械の操作がしやすいです。

いかがでしょうか？この順番で選んでいくと機種が絞られてきます。まずは運搬車両と機械の両方のスペックを知るところからです。ギリギリの選択をすると機械を買い替えた時に対応できないことも考えられますので、少し余裕を持ったほうが良いかもしれませんね。

また、アルミブリッジを貸してもらったり譲り受けた際などはブリッジに記載の情報をしっかりと確認してください。記載がない場合はご使用にならないようにお願い致します。そして、ご使用の前には状態のチェックも行ってください。へこみや損傷が激しい場合はご使用をお控えください。

アグリズのアルミブリッジトップページからは様々な条件で３００機種ものラインナップから絞り込んでいくこともできますので、アルミブリッジ選びの参考にしていただければ幸いです。（スマートフォンの場合はページ下部からPC用に切り替えていただくと選びやすくなります。）