まいどです!アグリズクリスです。
本日はシーズン真っ盛り、全国各地で大忙しのエンジンブロワーの日常メンテナンスについてです。
エンジンブロワーは刈払機やチェンソーのように作業の最小物に直接触れないので、過負荷や使用方法の誤りなどでの故障は少ない機械です。
ただ、まったく故障知らずかというとそうではありません。刈払機やチェンソーと同じように、日常のメンテナンスを行わなければ故障します。
エンジンブロワーで特に日常的にメンテナンスを行っていただきたいのは2点!
機械の使用前もしくは使用後にサッと一手間掛けるだけで故障の可能性がグッと下がるのでぜひぜひお試しください♪
ではでは、それぞれ紹介していきましょう!
エンジンブロワーでメンテナンスすべき点
その① エアクリーナーエレメント
どんなエンジンブロワーでも必ず、エンジンへの空気の取込み口に「エアクリーナーエレメント」という空気の濾過フィルターが付いています。
下の画像は左がハンディブロワーのエアクリーナーエレメント、右は背負式ブロワーのエアクリーナーエレメントです。
ウレタンや濾紙、不織布などの素材が使用されています。
エンジンは砂やホコリなどの異物を吸い込むと故障の原因となるため、エアクリーナーエレメントはフィルタリングしてエンジン内部にゴミが侵入しないようにする大事な役割を担っています。
ブロワーは使用に際して砂やホコリを巻き上げるため、ゴムパッキン付きのエレメントなど密閉性の高い物が採用されている事が多いですね。
そんなエアクリーナーエレメントもメンテナンスを行わなければゴミが詰まってしまい、エンジンが本来の性能を発揮出来なくなります。
エアコンプレッサーで内側と外側から軽くエアブローするのが理想的ですが、軽く払う程度でもいいので、エレメントに付着したゴミを落としておきましょう。
▼エアクリーナーエレメント清掃についての関連記事はこちら
その② ブロワーファンの吸気口
さてさて、もう1点がこちら、「ブロワーファンの吸気口」です。
ブロワーは空気を吹き出す機械ですが、吹き出すためには空気を機械に吸い込まないとだめですよね。
機種によって様々ですが、ブロワーには必ずファンの吸気口が存在します。
この吸気口が詰まるとエンジンに負荷がかかったり、風管から吹き出す風量や風速が少なくなってしまうんですね。
ちょどヘヤドライヤーをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
ちょうどよく分かりやすい画像があったのでパナソニックさんの公式HPからイラストをお借りしましょう。
ドライヤーって吹き出し口と反対側に網でガードされた吸気口がありますよね。
ドライヤーを作動中にこの部分を塞ぐとモーターの音が重くなって負荷が掛かって吹き出す風が弱くなるのがわかると思います。
空気の吸込口、吸気口を塞ぐとブロワーでも同じ現象が起こります。
ハンディブロワーの場合、吸気口はリコイルスターターの反対側に設置されている事が殆どです。
写真のハンディブロワーであれば、黒い網目状にカバーされた部分が吸気口です。
このタイプは比較的ゴミ詰まりが起き難いですが、ゴミの付着が見られる場合にはしっかり清掃しましょう。
続いて背負式です。
ハンディタイプに比べて少しわかりにくいのですが、一般的にはエンジンと背負子の間にサンドイッチされている事が多いです。
画像の機種の場合、赤いカバーと背負子の間に黒いメッシュ状のカバーが入っているのが見えると思います(黄丸部分)。背負式の場合多くがこの隙間から吸気しているんです。
ハンディタイプに比べて背負式は少し入り組んだ作りになっているので、背負式の方がこの部分に落ち葉やゴミが溜まりやすいので、こまめな清掃がおすすめです。
ひとつめのエアクリーナーエレメントと、ふたつめの吸気口、この2点を毎回清掃するだけでも機械をいい状態で保ちやすくなります。
もちろん、欲を言えば定期的な点火プラグ、燃料フィルターなどの消耗品のチェックも行うのがおすすめですが、まずは簡単なところで今回の2箇所をしっかりメンテナンスしていきましょう!
▼点火プラグに関する記事はこちら!
特にエアクリーナーエレメントは、最悪の場合エンジンの損傷に直結する部品なので、清掃時には劣化や損傷が無いかもチェックすることをおすすめします。
これからもまだまだ活躍の季節が続くエンジンブロワー!こまめなセルフチェックでいい状態をキープし快適に使用しましょう♪
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