まいどです!アグリズクリスです。
お鍋やおでんが美味しい季節になってきましたね!
先日、アグリズオフィス内で「最も優れたおでんの具材は何か?」論争が発生しておりました。
おでんの具材と言えば大根、すじ肉、ちくわ、こんにゃくあたりがポピュラーかと思います。実際オフィス内でも大根派とすじ肉派が激しい論戦を繰り広げていました。
大根派はおでんの出汁が染み込んだジューシーな大根こそが至高であると、すじ肉派は出汁と肉の旨味のダブルパンチこそがおでんの真髄であると。
お互いの主張も良く理解できますが、議論は平行線。ついにはすじ肉派が「そもそもおでんの出汁が美味しいのはそもそもすじ肉があってこそでしょうが!」と強い憤りを露わにしたところでオフィス内はなんとも言い難い剣呑な空気に。
その時、僕は密かに思うのでした。
「シャウエッセンが最強なのになぁ……」と。
いや、普通にシャウエッセン以外のウインナーでも良いんですけれどね、でも一番はシャウエッセンです。
大根派が主張する「ジューシーさ」、シャウエッセンにお任せください。
すじ肉派が主張する「出汁と肉の旨味」、シャウエッセンにお任せください。
おでん出汁で煮込まれたシャウエッセンは出汁の旨味が染み込み、噛めば中からほとばしるジューシーな肉の旨味。大根の良さとすじ肉の良さを併せ持つシャウエッセンこそが最も優れたおでんの具材に違いありません。
そろそろシャウエッセン、シャウエッセン言いすぎてシャウエッセンのゲシュタルトが崩壊してきました。パソコンで「s」と入力すると変換候補の一番目にシャウエッセンが出て来る有様です。シャウエッセン。
おでんにウインナーは邪道に思われるかもしれませんが、是非一度お試しください。本当に美味しいので!
あ、でも味が濃いので3本食べると飽きます。確実に飽きます。3本目の半分くらいから驚くほど箸が勧まなくなります。
4本目にはさっきまで美味しく頂いていたシャウエッセンに対して、深い深い憎しみを抱くようになります。「お前、こんなに何本もいらへんねん……」って。
なのでおでんにシャウエッセンを入れる時は多くても1人2本までに留めることをおすすめします。
さて、前置きが長くなりすぎました。
シャウエッセンの話しが長すぎて一瞬自分が日本ハムの社員かと思うくらいの長さでした。
「ミライの運搬車」のお話
気を取り直して。
今回は「ミライの運搬車」のお話です。
農機具の事情通の間で少し前に話題になった「三菱 MiLAスタート エンジン」。
このMiLAiスタートエンジン(以下ミライエンジン) 電源にリチウムイオンバッテリーを採用したセル付きエンジンなのですが、従来の鉛バッテリーに比べてバッテリ上がりが起こりにくく、また繰り返し充電に強いのでバッテリーが非常に長寿命です。
使用するシーズンが限られる機械が多い農機具とリチウムイオンバッテリーは非常に相性がいいですね。
しかも鉛バッテリーに比べて大幅に小型軽量のため、搭載スペースの関係から今までセル付きに出来なかった機械にセル付きエンジンを採用しやすくもなりました。
非常に優れたミライエンジンなのですが……残念なことにまだ出たばかりで採用されている製品が少ないんですよね。
そんな中、日本屈指の運搬車メーカー、筑水キャニコムさんがやってくれました。
小型から中型のクローラー運搬車にこのミライエンジンを採用した機種が発売されているんですね!
目印は黄色いカンガルー!
筑水キャニコムのカタログで黄色いカンガルーが付いているモデルがミライエンジン搭載モデルとなります。
搭載モデルは現在15機種!
いきなり大きく展開してきています、流石は筑水キャニコム!
現在ピンクレディーシリーズで3機種(BP420MLTDP・BP420MLFLDP・BP420MLTLDP)
ピンクレディーヒラリーシリーズで3機種(BH42MLFD3・BH42MLTWD・BH42MLTD)
北国の春…おシリーズで4機種(BK66MLTD・BK66MLTDP・BK68MLTD・BK68MLTDP)
みなみの春…おシリーズで4機種(BK67MLTD・BK67MLTDP・BK67MLFALDP・BK67MLTLDP)
安全湿地帯シリーズで1機種(BC617MLTLDP)
残念ながら安全湿地帯は大きすぎて、配送の問題からアグリズでは取扱いを行っておりませんが、それ以外の14機種は絶賛販売中でございます。
特に農業用途で最も活躍するサイズのピンクレディーとヒラリーに注目ですね!
実際にミライエンジンはどんな感じ!?
小さなリチウムイオンバッテリーで本当にエンジンのセルは回せるのか、ちょっと疑問に思いません?
といことで、ミライエンジンが1機手に入ったので当社でセット動噴に搭載して試してみました。
動画でどうぞ!
このとおり!
Vベルトで動噴ポンプと接続して負荷がかかっている状態でもしっかりセルがまわります。
しかも万が一バッテリーの充電残量がゼロになっても、リコイルスターターでエンジン始動してそのまましばらく使用すればエンジンの回転から発電を行って自動的に充電しれます。
さらに、運搬車の場合走行クラッチをOFFにすればエンジンはほぼ無負荷の状態になるので、よりセルがまわりやすくなりますね。
まとめ
いかがでしたか? ミライエンジン。
リコイルスターター式よりもお値段は高くなってしまいますが、エンジン始動時に何度もリコイルスターターを引いて苦労すること無く、運搬車が原付きバイク並に気軽に使えるようになります。
特にエンジンのON/OFFが多い使い方をされる方には大変おすすめです。
高齢化が進む日本の農業シーンにおいて、リチウムイオンバッテリーの進化は省力化を更に加速させて行くことでしょう。
運搬車で言えばまずはその一歩目が今回のミライエンジン搭載モデルだと思います。リチウムイオンバッテリーを搭載したセル式エンジンがこのまま普及していけば、そう遠くない将来、運搬車からリコイルスターターが消える日が来るかもしてません。さらにその先に進化すれば、運搬車の動力はモーターに変わり、エンジン式の動力運搬車が市場から無くなるかもしれませんね。
エンジン好きな僕としては少しさみしい気もしますが、それによって農機具が今よりもっと手軽で便利になると考えるとミライが楽しみですね♪
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