やまびこのCS251T・E2025TSシリーズがCS252T・E2125TSシリーズにモデルチェンジ。

秋も深まり、朝夕は肌寒さを感じるようになりましたね、早いもので気が付けば11月になっていました。みなさまいかがお過ごしでしょうか、アグリズバイヤーボブです。
そろそろ鍋物がおいしい季節になりましたね。僕はあまり「おでん」が好きではなかったのですが、先日ちょっと食べてみたら以外においしく感じました。年齢とともに食べ物の好みも少しずつ変わってきているのかもしれませんね。

今日のブログは、先日新しく発売になったやまびこのトップハンドルソーCS252TシリーズとE2125TSシリーズのご紹介です。

やまびこトップハンドルソーCS251T・E2025TSがモデルチェンジ、共立ブランドからはCS252Tシリーズが新ダイワブランドからはE2125TSシリーズが発売になりました。もともと完成度の高かったトップハンドルソーでしたが、今回のモデルチェンジでより隙が少なくなりました。

先行機のCS251T・E2025TSシリーズは、小型のトップハンドルソー市場のシェアを取り戻すべくやまびこが投入した、新開発のモデルでした。徹底して軽量化にこだわり、従来の最軽量モデルモデルより約400gもの軽量化に成功した同機は、軽さだけではなく様々な使い勝手の良い装備とパワフルなエンジン性能も手伝って、トップハンドル市場において非常に高い評価を受けました。
新設計のチェンソーということで、少しトラブルにも見舞われましたが、それでもコンパクトでバランスの取れたサイズと圧倒的な軽さ、加えて使い勝手の良さで高い支持を受けることに成功しました。

そんなやまびこ至極のトップハンドルソーが今回モデルチェンジを果たしました。もともと完成度の高いチェンソーですので基本的な部分は大きく変わっていませんが、主だった変更点を少しご紹介させていただきます。

リコイル引き力を改善することで従来機よりもわずかですがエンジン始動が容易になりました。もともとパワーを出すために圧縮を高めているのでリコイルは若干硬めでしたが、引き比べてみるとゴツゴツ感は若干緩和されていると感じました。
排気量をアップさせず、フィーリングと出力を落とすことなく、高速でのトルクアップと引き力の改善を両立するのは簡単な事ではないと思いますが、やまびこの高い技術力を感じられますね。

エンジンの吸気経路を見直すことでエアクリーナーが切り屑で詰まりにくく改善されました。エアクリーナーのメンテナンス回数を減らせるので作業者の負担も軽減されますね。個人的には、一番大きな改良点だと思っています。

ガイドバー（スプロケットノーズバー）の形状変更と新型のやまびこオリジナルチェン「A4S」チェンの設定が新たに加わりました。
スプロケットノーズバーのほうは、従来のスプロケットノーズバーに比べ先端を細く仕上げることにより、キックバックの発生を低減する効果が期待できます。
また、「A4Sチェーン」はゲージ幅が1.1mm、チェンピッチは1/4と今までになかったサイズのチェンを搭載しています。
独自規格を持つスチール社にはありましたが、オレゴン社のチェンにはチェンピッチが3/8のチェンしか設定がないため、今回の「A4Sチェーン」と適合ガイドバーはオリジナル開発ということになりますね。
鋸断抵抗を最小に抑えながら、滑らかで軽快な切れ味を実現した、プロ好みのチェンです。面白い設定だと思いますね。
25AP仕様のガイドバー（1.3mmゲージのガイドバー）に比べ、肉厚が薄くなるので、曲がりに弱くなる点と、やすりのサイズやチェンの使いまわしができないので買い替えのユーザー様には少し敷居が高いかもですが、新しく導入される方には一度お試しいただきたいチェンですね。