アグリズバイヤーのサムです。9月も最終日となりました。昨日から急に涼しくなって身体がビックリしています。皆さまも体調にはお気をつけください。
本日のブログは、畑にすき込むことで、はがしや回収、廃棄の手間いらずで注目されている、農業用生分解性マルチフィルムの「ビオトップ」の生産が再開されましたので、ご紹介します!
いきなり写真です。
わかりにくいですが、上半分がビオトップ、下半分がダークグリーンマルチです。色合いは通常の黒マルチと同じです。
ビオトップの特長は下記になります。
・自然素材のデンプンと生分解性樹脂が合体!もっと環境に優しい!
・慣行のポリマルチフィルムと効果は同等!
・生分解性と環境安全性を保証するグリーンプラマーク認定!
・作物残さと共にすき込めば、最終的に土中の微生物によって水と二酸化炭素に分解!
下の写真がビオトップの分解イメージです。
そうです、生分解性マルチの一番の魅力は、省力化に貢献してくれます。収穫後にそのまま耕運機やトラクターで鋤き込むだけなんです。
広大は畑ではマルチを回収したり、処分したりする時間や手間をお金に換算してみるとけっこうな額になると思います。そこを別の作業に使えます。
生分解性マルチは自然界で分解されるという商品の特性上、長期在庫ができないので、メーカーも決まった時期に決まった数量を生産して、それを売り切ったら次のシーズンまで生産しないという、通常はある程度のロットで事前の予約が必要な商品です。手に入る時期は春と秋のみです。
生分解のマルチを製造しているメーカーは増えてきましたが、辻野プラスチックスさんが作っている「ビオトップ」は数は少ないですが、予約より多く生産してくれるので小ロットで入れてもらっています。通販ですとこの商品は幅が95、135、150、180cmと4種類あるので数量が確定できず、思い切った数を予約することができないんです。
生分解性マルチは興味があるけど高価だし、自分の畑だとどんな感じで分解するかわからないので一気に変えるのはちょっとなぁ。。。と思っている農家さんが畑の一部だけ「お試し」でビオトップを採用されている例もあります。
メーカーさんに完売ですと言われたらそのシーズンは終了です。ご了承ください。
アグリズではお試し導入の意味合いでお値段もかなり頑張っていますので、お早目にご検討ください!
|
【ビオトップをお使いの際のご注意】
ビオトップは慣行のポリマルチと同様に扱えますが、生分解マルチの特性をご理解の上ご使用ください。
●慣行のポリマルチに比較して、密着性や引き裂き性、耐熱性が劣りますので、土壌表面の整地をていねいに行い、できるだけ早朝もしくは曇天時にお張り下さい。
●マルチャーで張る時は、マルチャーの押え部を緩めにしてお張り下さい。
●フィルムの上を歩くと破れる場合があります。
●慣行ポリマルチに比べて、ビオトップは吸湿性、透湿性があるので地温が若干低下し、マルチ内の土が乾きやすくなります。
●ビオトップは天候、地温、土壌の性質、微生物の活動等の違いにより分解速度は異なります。
●ビオトップは高温での湿気を嫌いますので、お早めにご使用下さい。在庫される場合は、ポリ袋に入れて、なるべく風通しの良い冷暗所に保管して下さい。
●すき込みの際は、2回以上のすき込みをおすすめします。
●ビオトップは、農業用マルチフィルムです。他の用途には使用しないでください。
農業機械・資材の最新情報、オススメ商品、
メンテナンスコラムなど情報盛りだくさん!
Twitter で農機具・農業資材のアグリズ(agriz)をフォローしよう!
Follow @agriz_shop