草刈刃の外径と刃数についてのお話

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ここ和歌山では夕方から天気が崩れるようですが朝は過ごしやすく穏やかな天気となっています。みなさまいかがお過ごしでしょうか?アグリズ バイヤーボブです。

先々週にひいた風邪が思いのほか長引き先週の連休も結局何もできませんでした。まだちょっと喉がおかしい気がします。ぱっと熱が出て寝込む風邪よりも微妙に体調を崩す風邪のほうが治るのが遅いような気がするのは気のせいなんでしょうか?

今日のブログは初めての方向け、草刈刃(チップソー)の大きさと刃数についてのお話です。

みなさまがチップソーを選ぶとき「サイズ」と「刃数」って気にされていますか?

現在アグリズで販売させていただいてるチップソーは、ほとんどがサイズが230mmと255mmの2種類、刃数が36枚~40枚程度で、山林用の特殊なもので52~60枚程度となっています。

まず外径についてですが、特殊な用途のものを除けば230mmと255mmの2種類が主なサイズとなります。
この2種類の違いについてですが、作業効率と刈払機に対する負荷が異なってきます。

画面向かって左が230mm・右が255mmとなります。並べると大きさの違いがよくわかります。

230mmのチップソーに比べ255mmチップソーのほうが作業効率は上がりますが、その分重くなったり作業抵抗も大きくなるので刈払機に対する負荷も大きくなります。
そのため、排気量が小さい刈払機や軽さ重視の刈払機は230mmのチップソー推奨となっているものが多いです。
排気量が大きくても単価の安い刈払機はコストダウンの意味合いで230mmのチップソーが標準でついている機種もあります。そういったモデルは255mmのチップソーでも十分に使えます。また、255mmのチップソー推奨の刈払機に230mmのチップソーをつけても問題はありません。

次に「刃数」ですが、同じ大きさのチップと刃の形状をとる場合、刃数が多くなれば刈払機に対する抵抗が増えますので刈払機に対する負荷も大きくなります。
草の太さや硬さなどによっても左右される部分ではありますが、条件が同じであれば、抵抗がかかった際に、刃数が多いほうが回転が下がりやすいということになりますでしょうか。
その代わり、草などに当たった際の衝撃は刃数が多くなるほど少なくなります。

雑木、特に竹などを対象にしている山林用チップソーの刃数が60枚など多くなっているのは、対象に当たった際の衝撃を減らし、食い込みをよくする目的もあるようですね。こうした表面が硬い草や竹、笹、雑木等に対応する場合は刃数が多いほうが有利になります。
じゃあ、刈払機にパワーがあれば刃数が多いほうが良いのか?というとそうでもなくて、刃数の多いチップソーは比較的やわらかい雑草刈りにはあまり向いていなかったりします。
刃数が多すぎるとチップソーが起こす風で草が寝てしまい、うまく刈取れないといった弊害もあるようです。使用するチップが多くなる分、価格も高くなりますしね。

この刃数についてはお客様の使用状況により諸説あるようで、お話を伺うと、「36枚じゃないとバランスが崩れ振動が出る」という意見があったり、「60枚がベスト」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
製造メーカーによると市場にも「流行」があり、雑草刈り用としては36枚刃より40枚が流行っているようですがベストな刃数というのは特に決まっていないようですね。

如何でしたでしょうか。外径、刃数ともそれぞれ一応意味がありますが、草の状況や使用機種によりもちろん変わってきます。
様々な刃を試してみて自分のスタイルにあったチップソーを探してみても面白いかもしれませんね。

 

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