まいどです!9月に入って一気に秋めいてきましたね!
気温もグッと下がって過ごしやすくなりましたが、朝夕は肌寒い日もあるので体調管理に気をつけたいところです。
さてさて、早速本題です。
この前ね、お客様から「一番売れてる運搬車はどれですか?」と聞かれたんです。「このあたりの機種が人気ですね」と売れ筋を何機種かご紹介させて頂いたのですが、良くよく考えてみると今の売れ筋機種を明確に1位2位3位って把握出来ていないな、と気づきまして。
何年か前までは圧倒的に売れていた機種があったのですが、ここ最近はお客様からの引き合いがすごく細分化してきていて、1番手グループ、2番手グループ、と団子になってるイメージなんですよね。
なので実際にどの機種が一番なのか明確に把握できるよう、動力運搬車の当店での売れ行きを集計して調べてみました。
当店運搬車売れ筋ランキング!
機能性が魅力の筑水キャニコムが勝つか!?
それとも低価格が魅力のウィンブルヤマグチか!?
はたまた価格と機能のバランスに優れたアテックスか!?
共立? 三菱? マメトラ!? 何処が勝つのかこの勝負!
ではまずは第三位から行ってみましょう!
第3位! 筑水キャニコム BP42RFDA
さっそく来ましたね、ピンクレディー!
こちらのBP42RFDAは300kg積載の手動ダンプ付き、荷枠スライドでコンテナ4つまで平積み出来るタイプになります。
この機械、もちろん良い所は沢山あるんですが、個人的に最もオススメしたいポイントがハンドルですね。
殆どの運搬車がハンドルの高さは固定ですが、このBP42はハンドルの角度が可変式になっていて高さが最大で200mm調整できるんです!
使用者の体格によって調整するのは勿論、果樹園等で木の下を通る時にはハンドルを下げておけば枝に引っかかりにくく大変便利です。
また筑水キャニコムの運搬車は足回りのしなやかさがいいですね!畑の畦や段差等を超えた時にその違いがはっきりわかります。足回りの硬い運搬車だと畦越えの時は「ガッチャン!」と荒々しく越えるんですが、筑水キャニコムの運搬車はもっとマイルドでなめらかです。
現在BP42はモデルチェンジしてBP43に変更されております。
従来はスバル製エンジンを搭載しておりましたが、スバルの汎用エンジン撤退の関係で三菱製エンジンに変更された以外、殆ど変更はありません。
第2位! ウインブルヤマグチ YX-21X
当店ではもはやド定番アイテムと化したロングセラー!
ダンプ機能は付いていませんが、250kg積載で荷枠スライド機能付き、お求めやすい価格が魅力の1台です。筑水キャニコムBP42のようなしなやかさのある足回りではありませんが、その分頑丈に作られているので、農業用途にピッタリです。
税別20万円を切る低価格さに目が行ってしまいがちですが、YX-21Xには驚きのアタッチメントが用意されているのも見逃せません!
それがこちら!
除雪用アタッチメント!YX-21にこのアタッチメントを取り付けると除雪機に早変わりするんですね!もともと不整地に強い運搬車ですから、雪の上でも安定した走行が可能です。
雪の積もる地域にお住まいの方に心からオススメしたい逸品ですね!
除雪機を買うならもう少し足してYX-21とこのアタッチメントを買えば除雪機と運搬車が同時に手に入っちゃいますからね。オトクです。
さてさて、いよいよ栄えある第一位の発表です。
なんと1位と2位の台数差は僅か1台! この僅差の勝負を制したのは……。
第1位! アテックス XG303KB
当店売れ筋第1位はアテックスのXG303KB キャピーmini!
いやぁ、コストパフォーマンス高いですからね、XG303KB。納得の結果です。
ウインブルYX-21同様税別20万円を切る価格ながら300kg積載のスライド荷枠、ダンプ付きで基本機能もしっかりしてます。
しかも足回りには移動転輪と言って走行時の振動やガタツキ、段差超えの際のショックを和らげる機構が採用されています。流石に筑水キャニコムほどではありませんが、走行時の快適性にも配慮されていながらこの価格帯はアテックスさんの本気を感じますね!
あとね、ほんとちょっとしたことなんですが、価格面以外でこのXG303KBのおすすめポイントがございまして。
それがこちら、
そう、カゴが付いてます!
「え? それだけ!?」と思われるかもしれませんが、このカゴが意外と侮れない存在なんです。
選定・収獲ハサミや予備の軍手、飲み物など、「あれば便利なんだけど、荷物が増えるから持ち歩きたく無いもの」をここに放り込んでおくのがスゴく便利なんです!
特に飲み物ですね。持ち歩くには邪魔な水筒、ペットボトルなんかを積んでおけば、喉が渇いた時にさっと水分補給できます。
このカゴ、もといバスケットは一度慣れると手放せなくなるらしく、アテックスの営業さんは展示会等で「この機種はカゴ付くの?」とお客様から聞かれることもあるそうです。
ホントにちょっとしたことなんですが、実際に使用する方へのこういった気遣いってスゴく大事ですよね。
XG303KBが一番売れているのも納得です。
まとめ
いかがでしたか?
農業用動力運搬車って、購入時には積載重量と価格で選んでしまいがちですが、それ以外にも足回りの特性や付加機能などメーカーや機種ごとに比較出来る部分は沢山あります。
今回の人気3機種で言えば、筑水キャニコムBP43は少し価格が高めですが、しなやかな足回りでハンドルの高さ調整付き、前進6段・後進2段と変速段数が多くて作業に併せた適切な走行速度が選びやすい点が大きな特徴ですね。
ウインブルヤマグチYX-21Xならお求めやすい価格と頑丈な足回り、他では無い除雪アタッチメントが、アテックスXG303KBなら低振動な足回りに充実の基本機能ながら価格を抑えたそのコストパフォーマンス、あると嬉しいバスケットなど、一見違いのわかりにくい運搬車でもしっかり比較すればその違いが見えてくるはずです。
運搬車はシンプルな構造で買い換える機会が少ないですが、だからこそ納得の1台をお選びいただければと思います。
ランキング1位~3位の商品はこちらから!
ランキング1位
アテックス クローラ運搬車 XG303KB
ランキング2位
ウインブルヤマグチ クローラー運搬車 YX-21X
ランキング3位
筑水キャニコム クローラー運搬車 BP43MFDA
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