アグリズバイヤーのサムです。僕は今、賃貸のマンションに住んでいるのですが、ここに住もうと思った理由は高台、新築、鉄筋コンクリート造の3つです。まず、和歌山なので地震と津波が心配なんですね。建築基準法が新しくなってからの建物は構造計算適合性判定の審査が厳しくなっていますから安心感があります。そして鉄筋コンクリート造って鉄筋は強いけどサビや火に弱く、コンクリートはアルカリ性で鉄筋を保護し、引っ張りや圧縮の強度でもお互いの欠点をカバーしています。今回はそんな組み合わせの技術の商品、テクミラーをご紹介します。
「プラスチックの複合加工技術を駆使して開発したテクミラー」とメーカーのホームページに書いているのですが、この生地を製造している日本ウェーブロックは、ウェーブロック製法を1962年（昭和37年）にイタリアより持ち込んだ会社です。ウェーブロック技術とは、プラスチックフィルムの間に合成繊維の糸（ナイロンまたはポリエステルフィラメント）を波状（wave）に複数配列し、接着固定（lock）してサンドイッチ構造にすることで、製品の物理的な強度を大幅に向上させるというものです。
1960年代当時、農業分野で使用されていたビニール製品は大量生産が可能だったものの非常に破れやすく、一方、織物製品は丈夫であったものの目の粗いものでも1時間に数10センチしか織ることが出来なかったのに対し、ウェーブロックは毎分数10メートルという高スピード生産が可能で、引っ張りや引き裂きには非常に強く伸縮性にも優れていたため大いに注目されました。それから40年以上経った現在でも、ウェーブロックは農業や建築現場をはじめとしてさまざまな産業分野で使われ続けています。
ウェーブロックは一見簡単な発想に基づいた製品ですが、従来品である単層シートに比べ、2枚のフィルムの間に波状に糸があるため裂けが広がりにくく、また、農業用ハウス等に展張した際には、バタつきを抑えることができます。ウェーブロックは、糸とフィルムという異なった特徴の素材を絶妙な形で組み合わせることで、従来品には無い付加価値を生み出している製品なのです。
「アルミ蒸着ポリエステルフィルムの複合強化シルバーターポリンシート」という長い名称のテクミラー（断熱シート）ですが、高い遮熱性で、あらゆる用途での遮熱・環境改善にご利用いただけます。
特長・効果は以下のようになります。
・アルミ蒸着フィルムにより優れた断熱遮熱効果を発揮します。
・強力なポリエステル糸を、織らないまま波（ウェーブ）状に配列し、引き裂きに強い構造となっています＜テクミラー#2000、#2700＞
・強力なポリエステル基布を使用しているため、機械的強度に優れています＜テクミラー#38＞
用途・設置例は以下のようになります。工夫とアイデアで断熱効果を必要とする色々な用途にご使用になれます。
・反射・遮熱シート、鮮度保持用シート、保冷用内張りカーテン、イチゴ夜冷ハウス、畜舎・鶏舎、パイプガレージ、トラックシート、アウトドアなど
アグリズで販売しているのはブルーシートと同じ大きさの多目的シートと、軽トラック用のシートになります。
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汎用性の高い多目的シートにはポリエステル糸が入ったテクミラー#2000が使用されています。スペックは下記になります。
色：銀/黒
厚み：0.19mm
遮光率：99.9％
目付：約250g/m2
サイズ：180×180cm、180×270cm、270×360cm、360×540cm、540×720cm
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軽トラック専用のカバーにはポリエステル基布が入ったテクミラー#38が使用されています。スペックは下記になります。
色：銀/白
厚み：0.38mm
遮光率：99.9％
目付：約430g/m2
サイズ：平積み用 1号 180×210cm、山積み用 2号 240×270cm
どちらの商品も好評でこれからの季節に重宝しそうです。
伝統と最新の技術が融合してどんどん新しいモノを生み出す、技術がしっかりしているメーカーなのでこれからの製品開発も楽しみです。
アグリズのテクミラーシリーズの商品ページはコチラ！
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