本日で5月も終わり。扇風機の出番が増えてきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。アグリズバイヤー ボブです。
エアコンをつけるほどでもないですが、私は暑がりなので、寝るときも窓をあけて外の空気を取り入れるために扇風機をよく利用しています。快適に眠れるのですが、雨が降るとこの方法は使えません。もうすぐ梅雨入りですので、そろそろエアコンの出番も近いかなと思っている今日この頃です。
本日は、草刈機やチェンソーに使われるオイルのグレードについて簡単にご紹介させていただきます。
みなさま、2サイクルエンジンオイルにもグレードがあることを御存知ですか?
日本自動車技術会規格(JASO規格)といって、二輪自動車、汎用機、船外機などの2ストロークガソリン機関に用いられる潤滑油について規定した規格で、1994年に制定されました。
2ストロークオイルについて、潤滑性、清浄性、排気煙ならびに排気系閉塞性を規定に、指定の定められる試験方法で評価し、FB、FC、FDの3グレードに性能を分類した規格になります。
現在刈払機、チェンソー用に発売されているオイルのグレードは上記の3種類となっており、アルファベットが進むにつれて品質が上がっていきます。FBグレード→FCグレード→FDグレードの順に高品質になっていくわけでね。
各グレードの特徴としては
FBグレード: FAに比べて特に潤滑性、清浄性に優れる。
FC:FBに比べて排気煙、排気系閉塞性に優れるロースモーク(排気ガスに含まれる煙がすくない)オイル。
FD:FCに比べてエンジン高温時の清浄性能を向上させたオイル。
となっています。
現在販売されているエンジン式草刈機及びチェンソーはほとんどFCグレード以上、混合比が50:1の物を推奨していることが多いですね。
「草刈機やチェンソーのエンジンってそこまでオイル品質が重要なの?」と思われる方も当然いらっしゃると思います。
古い草刈機の場合はそうでもなかったのですが、最近のエンジン式刈払機やチェンソーには環境対策が進み低排出ガス化、低燃費化されたエンジンが多くなっています。
2サイクルエンジンを低燃費化するということはエンジンの回転を落すか、燃焼効率を上げる(混合気を薄くする)かのどちらかしかありません。
最近では、未燃焼ガスを「戻す」リサーキュレータエンジンなんかも出てきましたが、あまり一般的ではないですね。
燃焼効率を上げるためには混合気内の不純物(オイル)はできるだけ少ないほうが良いのですが、混合ガソリン内のオイルはエンジン内部を潤滑する非常に大切な役割を担っています。
特に、高効率化エンジンは温度が上がりやすく加えて混合気も薄いので、高温時でも潤滑と冷却が保たれる高品質なオイルの方が望ましくなります。
この点は、高効率エンジンだけでなくハイパワーな高回転エンジンにも言えることですね。実際に夏の暑い時期にオイルを変更しただけでチェンソーの調子が良くなったという話もあるぐらいです。
また、不純物(オイル)が少ないと言うことはエンジンやマフラーに付着する汚れを抑えることもできます。事実、高品質オイルをご使用いただいている機械のエンジンは汚れが少なく分解するとよくわかります。
刈払機やチェンソーではパワーも必要になりますから、低燃費化する場合必然的に高効率化エンジンが搭載されることになります。
そのため、上記のような理由から、FCグレード以上で混合比率が50:1の2サイクルオイルが指定されているのですね。
もちろんメーカー指定の純正品でも問題はありませんが、特にアグリズがお勧めする高性能2サイクルオイルは以下の2つになります。
【ハスクバーナ】【混合燃料用オイル】2サイクルエンジンオイルLS+
【ハスクバーナ】【混合燃料用オイル】2サイクルエンジンオイルLS+【50:1】 1L
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【ゼノア】【混合燃料用オイル】2サイクルエンジンオイル【50:1】
【ゼノア】【混合燃料用オイル】2サイクルエンジンオイル【50:1】 1L
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どちらもFDグレード級の高品質オイルになります。少しお値段は高いですが高い洗浄効果でエンジン内部をキレイに保ちます。
特にハスクバーナLSプラスは高回転型のフルパワーチェンソーにおすすめですね。アグリズで販売しているオイルのなかで最も効果が高く、高品質なオイルになります。お値段も高いですが(汗)
(※2018年1月現在、ハスクバーナの最上位オイルとして「 2ストロークオイルXP シンセティック」が新しく発売になっています。
LS+でも十分な性能を発揮しますが「より、こだわりたい」とお考えの方にお勧めです。)
混合ガソリンを作る際に重要になってくるのは、オイルに指定された混合比を守るという事でしょうか。ご使用の状況により若干濃い目に作る方もいらっしゃるようですが、この加減はなかな判断が難しくもありますので、なれない方は指定の比率をお守りいただくのが良いでしょう。オイル分が薄くなってしまいますと、エンジンの焼きつきなど重篤な故障に繋がる場合がありますので混合ガソリンを作る際は分量をしっかり計ってよく混ぜるようにして下さいね。
アグリズでは、初めての方にでも簡単混合ガソリンが作れる混合容器とオイルをセットにした「混合燃料作成セット」もご用意しています。混合容器は使い回しができるので頻繁に混合ガソリンを作られる方は1つあれば非常に便利ですよ。
1本で混合ガソリンが50リットル作れます!草刈機・チェンソー用に最適!【ゼノア】混合燃料作成セット【50:1】 1L
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また、混合燃料用のガソリンは新鮮な物をご使用下さい。古いガソリン(酸化の進んだガソリン)を使用しますと、オイルがどんなに高性能でも良い混合燃料はできません。 また、作った混合ガソリンは1ヶ月程度で使い切るようにしてくださいね。
アグリズお勧めの2サイクルエンジンオイルをどうぞよろしくお願いいたします。
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