まいどです!
先日出張で名古屋に行ってきたのですが、タイミングが合わずに手羽先が食べられなかったのがちょっと心残りなクリスです。
好きなんですよねー、風来坊の手羽先!初めて食べた時はホント衝撃をうけました。
「こんなに美味い手羽先があったなんて!」って。
それ以来ちょくちょくネット通販で風来坊の手羽先を取り寄せてしまうくらいドハマリしちゃいました。
さてさて、今回はヘッジトリマーと言えばコレ! というくらい”ド定番”なゼノアHT751Pro-1シリーズのお話です。
ゼノアHT751シリーズにはHT751Pro-1、HT751N Pro-1、HT751H Pro-1の三種類がラインナップされています。
型式で言うと無印とNが着くかHが着くかの違いなんですが、このアルファベット一文字から違いを連想することって難しいですよね……(汗)
なので、この型式の違いと特徴や用途などを解説を交えながらご紹介していきますね!
まずアルファベットの有無と意味についてですが、無印は言うまでもなく「標準タイプ」で、Nは「ならし刃タイプ」、Hは「ハード刃タイプ」になります。
エンジンやギヤケース等は3機種とも同じなのですが、ブレードの種類が異なるんですよね。
ではそれぞれの違いを見ていきましょう!
HT751 Pro-1
標準タイプは強度も重量も食い込みも標準的な刃で、最も人気のあるスタンダードタイプになります。
画像のサイズ的にすこーし見にくいかもしれないんですが、刃の部分の拡大図を見てください。
このブレードが標準になるのですが、NとHとの違いを知るためにもこの形をよーく覚えておいてくださいね♪
HT751 Pro-1についてはこれがスタンダードなタイプになるのでNやHに比べて特筆する部分は無いのですが、あえて明確に比較するならば、Nよりも太い枝に強く、Hよりも軽いのが特徴でしょうか。とにかくバランスの良いタイプで、僅かですが一番お求めやすい価格なのと、使い勝手が良いのが人気の理由ですね。
また、これはHT751シリーズ全て共通エンジンなのでどの機種にも言えることなのですが、とにかくエンジンがイイんですよ。排ガス規制前のエンジンなのでパワーも出てるんですが、何より壊れない!
造園緑化機器で一番大事なのは壊れないことだと思います。機械の性能による作業効率も勿論大事なんですが、どんなに効率の良い機械でも壊れれば作業がストップして、作業効率はゼロになりますからね。まずは壊れにくいこと、これが最優先です。
HT751シリーズ搭載のエンジンは設計が古いのですが、未だに第一線で活躍しているのはそれだけ信頼性が高いからなんですね。息の長いモデルなので熟成も進んでいて設計上の不具合も改修が重ねられていますし、とにかく安定しています。
HT751N Pro-1
スタンダードな標準刃を基準にN(ならし刃)はすこし強度は下がりますが、食い込み性能を重視した細い刃で、生け垣の表面をならすのに最適な設計になっています。
上の画像を見て頂くと、標準タイプに比べるとブレードの刃の部分が少しスリムで長いのが分かると思います。この刃の形状が最大の特徴なんです!
生け垣表面に多い細い枝や葉っぱは柔らかいので、刈り込みの際に刃の食い込みが鈍いと逃げてしまい刈り残しが発生します。そこでこのならし刃が活躍するんですよね!鋭い食い込みで逃げが発生し難く、刈り後が非常に綺麗に仕上がります。
庭園などの仕上がりの美麗さを重視される作業に持って来いのタイプがこのならし刃タイプのHT751N Pro-1なんですね!
重量的にもスタンダードな標準タイプと同等で取り回しも問題ないのですが、ただ刃が繊細で太い枝の刈り込みは苦手なブレードなので仕上げ用としてご使用ください。
すでにヘッジトリマーをお持ちであれば、HT751N Pro-1を買い増して刈り込み用とならし用とで使い分けると、よりイイ仕事ができるのではないでしょうか。
HT751H Pro-1
最後にH、ハード刃をご紹介。もちろんその名の通りハードなブレードで耐久性が高いです。
標準刃よりもブレードが厚く、太い枝を刈り込んだときにもブレードが負けずにガシガシ刈り込む事ができます。あくまでも目安ですが、成人男性の親指の太さ位の枝まで刈れちゃいます。
生け垣を大きく刈り込みたいときなどには活躍間違いなしのハード刃なんですが、ひとつだけ弱点が……。
ブレードが厚く耐久性が高い分、標準タイプやならし刃よりも200gほど重くなっちゃうんですよね。たかが200g、されど200gです、一日中使用されると疲労感に大きな違いがあります。
ただヘッジで刈り込んでいる途中、太い枝を断ち切る事が出来ず刃が噛み込んで止まってしまう現象が多発して、ストレスを感じられる事が多いのであれば、間違いなくハード刃がおすすめです。
まとめ~ブレードタイプの選び方~
HT751シリーズの3種類のブレードタイプの中からどれを選ぶか、なかなか迷われるのではないでしょうか。
そこで! クリス流ブレードタイプの選び方をご紹介!
まずですね、ブレード選びに迷われたら基本的にハード刃のHT751H Pro-1を選んでください。
確かに少し重いのですが、標準タイプと価格差もそんなに無く、刈り込み時に太い枝も切断できて作業ストレスが小さく、何よりブレードの折れや内部のスリップ機構の故障が少なく耐久性が高いので一番おすすめです。
太い枝はそんなに刈り込まないので少しでも軽く!と言う方は標準タイプのHT751 Pro-1でOKです。
あとはならし刃のHT751N Pro-1は、すでにザックリ刈り込み用に別のヘッジトリマーをお持ちの方で、仕上がりの美しさを重視される方向けです。逆に言うとHT751N Pro-1だけでは太めの枝に対応出来ないので1台では幅広い作業に対応することは難しいです。
まとめると
HT751H Pro-1 …… 基本はこれ!
HT751 Pro-1 …… 軽量性重視ならこれ!
HT751N Pro-1 …… 仕上げ専用のサブ機として!
こんな感じでお選び頂ければと思います。
「それでもまだ迷う~!」という方には耳寄り情報を。
冒頭でも書きましたが、基本的に標準もNもHもブレード部分以外は共通です。そう、共通なんです。
鋭い方はもうお気づきかもしれませんが、HT751シリーズのブレードはエンジンに対して全て互換性があるんですよね。
例えば「HT751 Pro-1を購入したけれど、もっと太い枝を刈込めるようにしたい!」という時にはHT751H Pro-1のブレードをHT751 Pro-1に取り付ける事が可能なんです。
少し面倒ではありますが、HT751H Pro-1本体とHT751N Pro-1のブレードがあれば、大きく刈り込む時はハード刃で、仕上げの時はならし刃に取り替えて使用することで、1台で刈り込みから仕上げまでを行なう事もできちゃいます。
※ただしハード刃は少し厚みがあるのでノーマル刃、ならし刃と交換する場合にはギヤケースガスケットの変更が必要です。
機械本体が壊れちゃうのが一番怖いので、まずは耐久性の高いHT751H Pro-1を購入しておいて、それを基準に耐久性を落としてでも軽くしたいとか、もしくは太い枝は刈り込まないので仕上げをもっと綺麗にしたいとか、作業環境に併せて変更していくのがいいですね♪
はい、今回はここまで!
いかがでしたか? 少しでもヘッジトリマーの機種選定に迷われている方のお役に立てれば幸いです。
ゼノア ヘッジトリマー HT751シリーズはこちら!ヘッジトリマー本体は勿論、オトクなセット品や交換用のブレードも品揃え!
|
農業機械・資材の最新情報、オススメ商品、
メンテナンスコラムなど情報盛りだくさん!
Twitter で農機具・農業資材のアグリズ(agriz)をフォローしよう!
Follow @agriz_shop