まいどです!アグリズ店長クリスです。
日中は徐々に夏らしい気温になってきましたね。そろそろ半袖が必要な時期になってきました。
最近アグリズでは、噴霧ホースの巻取り機、ホースリールがよく売れております。
今の時期だと除草剤散布用のホースの巻取りに購入される方が多いのではないでしょうか。
ホースリールは1万円から高くても2万円くらいまでの商品が主流で、素材も形状も巻き取れるホースのキャパも様々です。
正直どれが自分の作業環境に合っているのか判断し辛い部分もあるのでは無いでしょうか?
そこで、今回はホースリールの選び方をご紹介!
まずホースリール選びのポイントは大きく3つ!
・素材(アルミか、鉄か)
・ホースキャパ
・形状(据え置きかラックか)
逆にこの3点さえしっかり検討出来ればまずホースリール選びに失敗しないと思います。
それではポイントをそれぞれ解説していきましょう。
ホースリールの素材を選ぶポイント
ホースリールの素材としては鉄とアルミが一般的です。
もちろん鉄は重く、アルミの方が軽いので重量だけで見ればわざわざ思い鉄製を選ぶ必要がありません。価格的にもそこまで大きな違いはありませんし。
それでも未だに鉄製のホースリールが販売され続けているのは鉄製には鉄製のメリットが有るからです。
鉄製のメリットはズバリ耐久製と破損時にある程度修理が出来る点です。
ホースリールの破損原因としては、車への積み込み時や運搬時の落下による破損と、長年の使用による金属疲労による破損が多いです。
アルミ素材の場合、変形の修正や溶接が難しいのでそういった破損が発生した場合買い替えとなる可能性が高いのですが、鉄の場合は破損箇所にもよりますが溶接が容易で、また軽度の変形等であれば叩いて修正する事も可能です。
なので、鉄製は重量的にはアルミより重いけれど破損・変形時にある程度修理が効きやすい、アルミ製は軽いけれど破損・変形時には修理しにくいという違いになります。
鉄製のホースリール
・メリット
破損しても溶接できる
変形しても叩いて修正できる
・デメリット
重い
アルミ製のホースリール
・メリット
軽い
・デメリット
破損時に修理が難しい
農業のあらゆる面で省力化が進められている現在では軽量なアルミ製が主流ですが、重量を気にせずラフに扱っても壊れないホースリールがお好みなら鉄製がおすすめです。
鉄製とアルミ製の見分け方ですが、多くの場合鉄製は塗装されていて、アルミ製はアルミ地そのまま、リール両側面の輪っかのスポークが細いのが鉄、太いのがアルミ、といった風に見分けて頂ければと思います。
~ ホースリール選び方の鉄則 其の一 ~
軽さ重視ならアルミ製を、長持ち重視なら鉄製を選ぶべし!
ホースリールの巻取りキャパのポイント
ホースリールは50m巻き、100m巻き、150m巻きと50m刻みが一般的です。
勿論巻き取るホースの長さに併せて選ぶのですが、この巻取りキャパは内径8.5Φホースを基準に計測されるのが一般的なので10Φや13Φの太いホースを巻き取る場合には注意が必要です。
また、販売店などの陳列ではリールに綺麗にホースを巻きつけて展示してますが、実際作業で使うときにはそんなキッチリ巻いたりしないですよね。僕がもし実際に使う立場でも絶対綺麗に巻かないですもん。面倒だし、全部巻き取れればそれでいいかって(笑)
となるとですね、100mホースを100mの巻取り機にザザーッと巻いていくと、巻き方によってはリールにホースが収まらない事があるんですよね……。
左の画像はアグリズで販売中のホースリールとホースのセット品なんですが、ホースは8.5Φの100mで巻取り機は150m巻きの物をセットにしています。
画像ではキッチリ巻いているので巻取りキャパにかなりの余裕がありますが、適当に巻いた時にはちょうどいい感じになります。
こういう風に巻き取りたいホースの長さよりワンサイズ大きいものを選んでおくと、ラフに巻き取ったときにもしっかりホースを巻ききれるので、巻き取りきれずにホースを巻き取り直すような手間が無くて快適に使用できます。
また、キャパの小さいリールに比べて大きいリールの方が巻取りハンドルが長い事が多く、その分楽に巻取りが行える点もポイントですね♪
ワンサイズ大きくしてもそんなにお値段も変わりませんし、50mの余裕を見ておけば多少太いホースでも巻ききる事ができるので、リールはワンサイズ大きいものを選ぶのが基本と覚えておいてください。
ちなみに50m巻きのホースリールは5Φの細いスプレーホース用とお考え頂ければと思います。
~ ホースリール選び方の鉄則 其の二 ~
ワンサイズ大きめのホースリールを選ぶべし!
ホースリールの形状選びのポイント
ホースリールの形状には一般的に据え置き式とラック式にの二種類が存在します。
据え置き式はホースリールの足が4本真っ直ぐ伸びているタイプ。
ホースリールと聞いてイメージされるのはコチラのほうが多いのでは無いかと思います。
どっしりした構えでゴム足付きで滑りにくく安定感のある作りですね。
もう一つのラック式は画像のように足が内側に曲がっているタイプになります。
据え置き式に比べるとちょっと頼りない感じがするのと、足が6本出ている不思議な形なんですね。
ラック式はその名の通り、「引っ掛けて」使う事が出来るタイプになります。
こんな感じにトラックのアオリに引っ掛ける事が出来るんですね!
ラック式の何が良いって、軽トラックに薬液タンクと動噴やその他作業用品を積み込むと荷台のスペースが殆ど無い状態でホースリールが載せられない!なんて時にも、ラック式なら荷物満載の状態でも引っ掛けて運搬出来ちゃいます。
もちろん引っ掛けた状態で使用出来るので使用時にいちいちトラックから降ろす必要も無く、巻取りも楽に行えます。
複数本ホースを持っていきたい時などにも荷台スペースを圧迫しないのでおすすめです。
~ ホースリール選び方の鉄則 其の三 ~
荷台に余裕があるなら据え置きを、余裕がなければラック式を選ぶべし!
まとめ
さてさて、今回のホースリールの選び方紹介、いかがでしたでしょうか。
後からホースの長さを継ぎ足したり、タンクを薬液タンクを大型の物に買い替えて荷台にスペースが無くなったりなんて事を考えると、基本的には迷ったらラック式の150m巻きの購入がおすすめです。
また現在ホースリールを使用されていない方は、省力化は勿論のことホースのヨレや痛みを軽減するためにも是非ホースリールをご利用いただければと思います。
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