ゴールデンウィークが終わって気がつけば、5月半ばを過ぎてしまいました。みなさまいかがお過ごしでしょうか、アグリズバイヤー ボブです。
沖縄はすでに梅雨入りしたみたいですが、和歌山は5月末頃に梅雨入りを迎えるでしょうか。ジメジメしたうっとおしい時期が続きますが、元気を出して行きたいですね。でも、気温も上がって食中毒が心配な時期に入ってきます。みなさまも十分ご注意くださいね。
今日のブログはアグリズお勧め草刈機~モア偏~その②をお送りいたします。
入門機としても最適、コンパクト乗用モアのご紹介です。
果樹園や休閑地などで大活躍の乗用草刈機。草刈機のように持たなくても良いし、自走式草刈機のようについて歩く必要も無い、ゴーカートを運転するような感覚で草刈作業ができるので、広い場所の草刈に最適な機械です。
使ったことは無いけど、あるのは知っていると言う方も多いのではないでしょうか?
ところでみなさま、芝刈機と草刈機の違いは御存知ですが?
乗用草刈機は、乗用芝刈機とは異なり「草」を刈ることに特化した機械ですので、細かいところが異なってまいります。
一般的な乗用草刈機は、車体の下中央に板状の草刈刃が付いていて、その刃が回転しながら草を刈り取っていく構造になっています。
乗用芝刈機も同じような構造をとるものがありますが、芝刈りの場合は芝の刈跡をキレイに処理する必要がありますので刈刃は芝を刈り取る以外に、風を起こして芝を立たせる役目を持っている物が多いです。そのため、刃は板状の特殊形状になっていることが多く、刃は切れ味と耐久性を追求しながら薄く作られます。
グリーン上での作業が前提になってくるので、タイヤは、芝を痛めにくい専用のターフタイヤになります。
草刈機は石などの障害物が存在する場所での作業や硬い草に対応する必要があるため、板状のステーの先端に「フリー刃」と呼ばれる自由に動く刃を取り付けた形状を取る物が多いです。
刈草の状態を気にする必要が無いため「フリー刃」も耐久性を考慮した厚い刃になり、タイヤも走破性向上のためのラグタイヤ(ラグパターンタイヤ)になります。
共立 乗用草刈機 RM83G/H 【刈幅820mm】
今回お勧めするRM83G/Hは、エンジンはホンダ製の13馬力、刈幅820mmの2WDタイプと能力だけで見ると下位グレードのRMJ800とあまり変わりません。(RMJ800はホンダエンジンの11馬力)
では、なぜRM83G/Hがお勧めなのか。それは乗用草刈機として見たときの完成度が違うからになります。もちろん、RMJ800もお手軽で悪くない機械ですが、「乗用草刈機」としてみたときに少し心もとない印象があります。
作業される場所の状態や草の高さにもよりますので一概には言えませんが、どちらかと言えばRMJ800はRM83G/Hに比べ「場所や条件を選ぶ乗用草刈機」になります。
乗用モアを選ぶ上で、重要な「モアデッキ」。「モアデッキ」とは草刈刃を覆っている鉄製のカバー部分になりますがここの耐久性は意外と大事なポイントでもあります。RM83G/Hは「高張力鋼板モアデッキ」を採用、また、片側が開くようになっているので刈刃交換もスムーズに行えます。
走行はシンプルな前進4段・後進1段の手動変速ギヤミッション方式を採用。シンプルなので初めての方でもイメージしやすく、変速もスムーズです。
いざと言うときのデフロック機能も付いています。
燃料タンクも11Lと大きいので、補給の手間が少なく長時間の作業も効率よく行えます。
刈高調整には、軽い力でお好みの高さに設定できる、「ガススプリング式無段階調節レバー」を採用。また、ブレーキペダルの踏み込み力を従来機の30%減少させるなど、体力に自信のない女性でも安心して使えるように配慮されています。
下位グレードのため、「快適装備」はほとんどありませんが、ハンドルの高さは3段階、シートは前後に50mmの間で調整が可能です。
業務用としては心もとないところもありますが、はじめて乗用モアを使う方でも使い易い機能充実のコンパクトモデルとなっています。
乗用モアの導入を検討されている農家様や休耕地の管理にお悩みの方におすすめの乗用モア、RM83G/Hをよろしくお願いいたします。
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