アグリズバイヤーのサムです。アグリズの本社である株式会社藤原農機は今年の5月で創業70周年を迎えることとなりました。偶然今回ご紹介するスイデンさんも今月2017年3月で創業70周年を迎えました。おめでとうございます!スイデンさんは「快適をかたちにする」という合言葉をもとに製品開発に邁進されている環境機器の総合メーカーさんです。なぜスイデンという社名なのか調べてみると、水電社という家庭用扇風機部品の製造販売業からスタートしています。創業当時から風に関する専門メーカーだったんですね。
今回はスイデンさんの商品の中でも最近需要が高まっている施設園芸・栽培施設・空気循環のための生育ファン、いわゆるハウス用循環扇のご紹介です。
スイデンさんは業務用掃除機や送風機、集塵機のパイオニアとして風に関する機械を得意としており、業界で初めて送り出した工場扇のシェアはすごいと思います。工場や現場でこの色の商品見たことありませんか?僕は社会人になった時から身近にスイデンさんの商品がありました。というのも職場環境改善機器に特化した製品が多いからです。
このような機械を世にたくさん送り出しているスイデンさんが作っているハウス用循環扇は商品としての信頼感が非常に高いですね。こちらは2002年の発売ですので15年の歴史がある商品です。
ボディはステンレス製でサビや腐食に強く、モーターはハウス内環境に影響を受けにくい防食塗装を施した全閉型を採用し耐久性と安全性を重視しています。
すくすくファンの効果は、微風をハウス内に循環させる事により、葉面下の炭酸ガスを効率よく循環させ作物の光合成促進が期待できます。また、葉と葉の接触刺激により徒長を抑え均一な生育が望めます。そして空気を攪拌することにより、硫黄くんえん、炭酸ガス発生装置、農薬くん蒸の効果アップが期待できます。
なぜ、すくすくファンの循環効果が優れているかというと、循環扇として専用設計したプロペラファン(回転するハネ)と効率的な空気の流れを生むフロントガイドベーン(一番前面に見える固定式の渦巻き翼)の組み合わせにより、作物にやさしい風をハウスのすみずみまで効果的に循環させているからです。要点をまとめると下記の5つになります。
1.夏場の高温対策
空気を循環させることにより温室内の温度ムラを解消し、夏場の局所的な高温状態を改善する効果があります。
2.冬場の暖房の効率化
温室上部にある暖かい空気を下の方に循環させることにより、暖房の効率化が図れます。
3.梅雨時・冬場における空気の淀みを解消
梅雨時・冬場閉めきった温室の空気の淀みを解消し、病害を防ぐ効果が期待できます。
4.「葉面境界層」の破壊による光合成の促進と病害の発生防止
作物の表面にできる葉面境界層(高温度層)を循環する空気の流れで破壊し、作物の光合成を促進し病害を防ぎます。
※葉面境界層とは…葉周辺の空気の流れが少なく、高湿度な空気が葉の表面に淀んだ状態をいいます。
5.接触刺激による徒長(作物の葉・茎が無駄に伸びること)の防止と生育の均一化
空気の流れにより葉と葉が接触し、接触刺激による徒長防止と生育の均一化が図れます。
・オプション品 ストレート型細霧ノズル
※細霧ノズルをご使用の際は、動力噴霧機または、小型ポンプ及び接続ホースが必要です。
取付方法ですが、ハウスの間口によって異なります。9メートル未満であれば2台、9メートル以上であれば4台が基本となります。有効距離は25メートルですので、ハウスに合った数量を設置する必要があります。下図が設置例となります。
アグリズではもちろん1台単位で販売させていただいておりますが、4台セットがよく売れています。それではご検討をよろしくお願いします!
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