まいどです！アグリズ店長のクリスです！
突然ですが、皆さん「ダニ」は好きですか？ そう、あの小さくて血を吸うアイツです。
僕は勿論大嫌いです。
去年の初夏の話しなんですけどね、ある日僕は地元のダムにブラックバスを釣りに行ってたんですよ、ボートでは無く岸釣りで。で、その前の年に見つけたお気に入りのポイントに入ろうとするとですね、木々や雑草が生い茂って道がなくなっていたんですよね。
ちょっと綺麗過ぎる写真ですが、←の画像みたいな木々と雑草が生い茂った状態ですね。
幸い立ち入れないほどではなかったので雑木と雑草をかき分けてかき分けて水辺まで近づいて、しばらく釣りを楽しんで満足の行く釣果を得られたのでさて帰ろうかと。
勿論帰り道も藪漕ぎです。またまた雑木と雑草をかき分けて無事に車まで戻る事が出来ました。
良い釣りが出来たので気持ちよく車を運転していたんですが、なんかその時点から背中がなんかムズムズしてたんですよね。
最初は汗でムレたとかそんなのかと思って気にしていなかったんですけどね、家に着いて釣り道具を片付けて一息ついていると、
「痒い！！！！！！！」
背中が猛烈な痒みに襲われました……。
尋常じゃない痒みに服を脱ぎ捨てて鏡で背中を確認して見ると、背中全体が真っ赤で小さなブツブツに覆われていました。
鳥肌ものの光景です。今でも思い出すだけで背中がゾワゾワします。「何やコレーー！」と驚いたのはつかの間、次の瞬間にヤツの事が頭をよぎります。
「ダニ……？」そう、釣りポイントに入るために掻き分けた雑木のどれかにダニが着いていたんですよね。
患部の状態を見るに、幸い危険なマダニではなさそうだったのでまずは一安心です。
燃えるような痒みに耐えつつ強力な虫刺され薬を塗って1週間程度で治ったのですが、もうホントあのかゆみは懲り懲りです。今度から木を掻き分けてポイントに入る時はしっかり肌を守れる服装で行こうと決意しました（笑）
さてさて、もちろん人間に被害を与えるマダニやイエダニ、ツメダニなんかも厄介ですが、農業では「ハダニ」も厄介ですよね。
ミカンハダニ
葉っぱの裏に潜み、葉を枯らして作物に被害を与えるハダニ。作物や地域性によって様々ですが、ニッソランやアファーム、マイトコーネなどの農薬での対策が比較的ポピュラーですね。
他にもダニの殺虫農薬は数多くありますが、薬の効き目よりもっと大事なのはしっかりと葉裏に薬剤が掛かるかだと思います。
基本的に葉裏に着くハダニは葉の表面に薬剤を散布しても効きが悪いので、ヤマホのアルミズームなんかの首に角度が付いた鉄砲噴口なんかの水量が多くしっかり霧が出るノズルで葉の裏をムラ無く散布する必要があります。
でもね、葉の裏にムラなく薬剤を散布するのって意外と難しいと思います。葉も密集していたり重なり合っていたり。
そこで、そこでですよ。僕がイチオシしたいのは「静電噴口」です！
知ってる人は知っている効果絶大の静電噴口（静電ノズル）！
麻場さんやみのる産業さんなどのメーカーさん各社からも発売されている静電噴口（静電ノズル）、今回は有光さんから発売されている噴口にスポットライトを当ててご紹介！
さてさて、そもそも静電噴口って何なのよ？ ってところからです。
簡単に言うと、帯電した霧を噴霧できるノズルです。そう、普通の噴口との違いはそこだけです。
じゃあ霧に帯電させるとどんな事が起こるのか？ 言葉で説明するよりもまずは以下の動画を見て頂ければこの「静電噴口」の凄さが伝わると思います。
どうです！ 本来なら下に落ちるはずの霧が吸い寄せられるように葉裏に付着してるでしょ！？
これが電気の力です！
よく子供の頃下敷きを擦って髪の毛に近づけて、静電気で髪を逆立てて遊びませんでした？ 理屈的にはそれと同じです。帯電した細かい霧が電気の力で周囲の物に引っ張られるんですよね。
静電噴口を使えば今までの一般的なノズルでは付着が難しかった入り組んだ葉の裏面にもしっかりと薬剤が付着するんです。
これからの時期心配なハダニは葉裏に潜んでいることが多いので、静電噴口での作業は相性バッチリです！
また静電噴口の効果として、薬剤の散布ムラが少ないので、従来の噴口での防除より少ない薬剤で綺麗に撒けるので使用農薬の削減効果も期待できます。つまり葉の裏面までしっかり防除できて使う農薬も減らせるので、作業負荷の面とコストの面の両方を削減することが出来るノズルなんですね！
価格はすごくお高いノズルですが、それでも防除のシーズンになれば毎年たくさんのお客様からご注文頂きます。それだけ静電噴口の有用性についてしっかりご理解頂けているのだと思います。
毎年ハダニの防除にお困りの方や、農薬の削減をお考えの方は是非その効果を体感頂ければ！
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