昨日から鼻水とくしゃみと目のかゆみが出てきたので本日はマスク着用です。アグリズサテライトオフィスのメンバーは全員花粉症のようでこれからが大変です。最近のマスクはメガネが曇りにくくて嬉しいアグリズバイヤーのサムです。
今回は日新化学工業のテクノセン光をご紹介します。製品は愛媛県で自社一貫生産されています。僕がよくお話させていただく営業部も工場のすぐ隣にあるので非常に風通しの良い会社です。トップの写真は国内でもかなり大型のインフレーション成形(製膜)の機械で、原料樹脂を融かしながら円筒状に押し出し、その中にエアーを入れて膨らませながら上方向に引き上げることでチューブを製膜しています。農POの場合はチューブをカットしてシート状にしています。
被覆資材の農PO「テクノセン光」は、メタロセン樹脂の採用で、防塵性・透明度・口開き・耐候性を向上させています。多層構造により日中の温度急変がなく、夜間は熱を逃がさず農作業に快適な環境を作ります。霧、モヤの発生を抑える防霧処方と優れた流滴性が光線の透過を妨げず、病害の発生を抑制します。練りこみ型のため流滴効果は約1年間となります。
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色付きを重視するナスや花とミツバチを利用する栽培には不向きですが、紫外線に明るさを感じるスリップス・ダニ・アブラムシ等の活動を抑制できます。灰色カビ病・菌核病等が菌糸の状態でストップするので病害が軽減します。
ブドウ栽培に農ポリでなく農POを使用される農家さんが増えていると聞いたことがありますが、コストパフォーマンスが高いので雨よけに良いかもしれないですよ!
他社POに比べやわらかくハウスに展帳しやすいフィルムですが、温度によるフィルムの伸縮性が少ないためスプリングの使用で作業の省力化を計ることができます。
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マイカ線などのハウスバンドの代わりに、摩擦による傷をつきにくくする「ハウス押さえベルト」。ハウスバンドを使用すると摩擦によってフィルムが破れる場合があります。そこで、ハウスバンドの代わりにこのハウス押さえベルトをご使用いただきますと、テクノセンと同素材を使用しておりますので、フィルムに傷が付きにくくなります。広い面でしっかり押さえます。
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ハウスのスソ部分に使える今までの裾張りフィルムに無い「250ミクロン」の厚みの「スソPO」は新製品です。スソ張りは劣化しにくさと強度が重要だと思いますので、この0.25mmの厚みは嬉しいですね。通常は0.2mmまでの商品が多いです。
他にも隠れた大人気商品として、加温機から温風をハウスの隅々まで行き渡らせるためのポリエチレン(PE)のチューブロールである「ポリダクト」があります。ハウス内で加温機からの温風を送るダクト用以外にも、密閉された空間への送風ダクトとして、精米機からもみがらを排出する用途として等、様々な利用方法があります。実は僕もお客様がどのように使ってるか全てを把握しておりません。ホントにみなさん色んな使い方をされています。
最後に「ECO潅水チューブ」は両面○穴と片面×穴を入れた2タイプがあります。○穴はレーザー孔タイプになりますので目詰まりしにくく均一な水量を実現しました。またマルチ内に設置した際のくっつき防止のため、チューブ片面の表面にスジをつけています。×穴は独自の技術で×穴加工を施しています。パンチ穴に比べて目詰まりが発生しにくく、霧状に拡散しますのでまんべんなく灌水することが可能です。両面○穴は貫通させれば良いので比較的簡単に開けれるのですが、片面の×穴は貫通してしまうと両面×穴になってしまいます。片面だけ開けるには特殊な技術が必要ですのでなかなか存在しません。お探しの方もいらっしゃるかもしれないですね。
このように日新化学工業は独自の技術で他社に作れない商品であったり、同等の商品は低価格であったり、後発であることの面白さを持っているメーカーさんです!
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