まいどです!アグリズ店長のクリスです!
最近は気温も暖かい日が増えて来て、春はもうすぐそこ!って感じの気候になってきましたね。
三寒四温のこの時期は気温差で体調を崩しやすい時期なので皆様ご自愛くださいね!
春と言えば花粉の時期ですね。アグリズの中にも結構重い花粉症のスタッフが居てもう既に鼻ズルズルの様子です。僕も花粉症持ちなんですが、軽いタイプなので今のところは特に症状が出ておらず何ともないのですが、酷い方は花粉の時期は凄く大変のようですね(;´Д`)
花粉、と聞くと何故か石灰硫黄の水和剤を連想してしまいます。
「硫黄=黄色い」のイメージと粉剤というワードがそうさせるのでしょうか。
梅の一大産地我らがみなべ町ではハダニや黒星病の防除にクムラスという石灰硫黄水和剤を使用している方が多く、水和剤なので使用後の洗浄が不完全でノズルをつまらせてしまうケースもあります。
水和剤使用後はやはりきっちり洗わないと詰まりやすい気がします。そうなってしまうとノズルから正常な噴霧が得られず分解清掃が必要になったりしますからね、予防していきましょう、予防!
今回は背負式噴霧機の使用後洗浄についてお話しますね。
背負式噴霧機で水和剤を使用する事はそんなに多くないかもしれませんが、FL剤(フロアブル剤)でも薬によっては詰まりやすい物もあるので、保管前にはしっかり洗浄しておきましょう。
特にポンプが小さい背負式のバッテリー噴霧機なんかはポンプ内に残留した薬液が固着してポンプが破損してしまう事もあるので注意ですよ!背負式噴霧機のポンプは安い機種で部品代が3,000円~、高い機種で7,000円くらいと意外と高価で、しかもそこに工賃も乗ってくるので残液固着によるポンプ破損も、正直修理代金がバカになりません。
しっかり洗って綺麗に保管!背負式噴霧機の洗浄方法
今回のサンプルはみんな大好き丸山製作所の霧大将MSB1500Li君です。
ひと仕事終えてタンク内の残液も綺麗に洗ってる見たいですね。
ではこのまま保管……はしないでくださいね!
まずはタンク内の残液を清水で綺麗に洗い流したら、タンクの半分位まで清水を貯めてください。
そしてタンクの口からノズルをズボッ!と差し込んじゃいます。
で、レバーコックにコック開でロックできる機種は握った状態でロックを掛けてください。
ボールコックタイプの場合はコックを空けた状態にします。
そしてここでおもむろにスイッチオーーン!
するとポンプから送られた清水がノズル先端から吐出されてタンクに戻り、噴霧機の内部で清水が循環をはじめます。
ポンプやノズルの残液が循環する清水に流されて綺麗になる、という寸法です(`・ω・´)
この状態で4~5分も回せば充分!
あとはタンクの清水を捨ててストレーナーとタンク蓋を元通りに装着すれば完了です。
さらにここから、「最近ノズルの出が悪いな……」と感じられているかたはついでにノズルチップの清掃も行なっておきましょう。
まずはパイプからノズルを取り外し、ノズルチップ(噴板)が取り外せるタイプのノズルは写真のように分解します。
ノズルチップが外せないタイプの場合はそのままでOKです。
ノズルチップの噴出穴に細い針金を通して固着した薬液を取り除きます。
強くこすりすぎるとチップの穴が広がってしまうので優しく丁寧に、がポイントです♪
チップが外せないノズルは噴出口から針金を通して清掃してください。
チップの清掃が終わったら水でしっかり洗い流して再度組み立てて清掃完了です。
噴霧機本体の残液清掃からノズルチップの清掃まで、慣れれば所要時間は10分以下でできちゃいます。
ほんとにちょっとした事なんですが、特にポンプの残液固着は致命的な故障に繋がる場合もあるので是非お試しくださいね!
それでは!!
今回解説に使用した売れ筋ナンバーワンの背負い噴霧機、丸山MSB1500Liはこちら!
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