まいど!アグリズ店長のクリスです!
年末年始は忘年会や新年会など何かとお酒の席も多かったかと思います。また気温もグッと下がって暖房の効いた部家から動きたくなくなったり、不摂生な生活になりがちですよね。
え? 僕はもちろん暴飲暴食の日々でしたよ??(体重もちょっと増えました……(;´Д`)またダイエット頑張らねば。)
さてさて、僕の新年一発目の記事はガソリンエンジンを搭載した農業機械には必ず取り付けられている点火プラグ(スパークプラグ)についてのお話です。
点火プラグってエンジンの頭に刺さってて、燃料に火を点けている部品で、ある程度使用したら交換しなければならない物である、という所まではご存知の方も多いかと思いますが、
「でもコレいつ交換したらええんやろ……?」と疑問も浮かびますよね?
点火プラグは、番手やメーカーによって金額は上下しますが一般的には1本400円から600円程度で販売されている事が多い比較的安価な消耗部品です。
とはいえ頻繁に交換するのはもったいないので、機械に異常が出るまでは交換しない方も多いと思います。
ただ実はこの点火プラグ、状態が悪いまま使用を続けるとエンジンに深刻な故障が発生する場合があるのはご存知でしょうか。
最悪の場合、プラグ先端の電極が溶解しエンジン内部のシリンダーやピストンを傷つけてしまい、修理代金が3万円を超えるような故障に繋がるケースがあるのです。(機械によっては10万円コースも……)
そんな点火プラグですが、じゃあいつ変えるのってお話です。
「今でしょ!」と力強く叫びたい所ではありますが、まだ問題なく使える部品を交換するのももったいないので適切なタイミングをご説明!
点火プラグを適切なタイミングで交換してエンジンの健康を保ち、高額修理による出費を抑えちゃいましょう!
点火プラグの適切な交換時期
まずはメーカーの取扱説明書で正規の交換時期を見てみましょう。
▼ゼノア チェンソー G3401EZシリーズ取扱説明書より抜粋
▼共立 刈払機 SRE2420シリーズ取扱い説明書より抜粋
ふむふむ電極の隙間が重要なんですね。で?いつ交換すればいいの?
共立さんの取説には辛うじて電極が消耗していたりガイシが割れていたりって書いてますが、これでは適切な交換時期は分からないですよね。
メーカーさん、初めて機械を扱うユーザーさんにも分かるように書いておいてくださいよー!
(と、ここで愚痴っても仕方ないのでまたメーカーさんに要望上げておきます。)
さて、交換時期についてうまく説明するにはどうしたものか……と考えていたらNGKさんの公式サイトに良い記事が掲載されていたのでそれをお借りして話しします。
あ、NGKはなんばグランド花月じゃなくて、もちろん天下の「日本特殊陶業」さんの方ですよ、念のため(笑)
長期間の使用による不具合例
- 電極が消耗して火花が飛びにくくなります。
- 発火部に燃えたカスがたまり、異常燃焼(プレイグニッション)を招き、電極溶解などのトラブルを起こすことがあります。
良好
電極消耗
電極の角がとれ、丸みを帯びてくると、火花が飛びにくくなり、始動困難・走行中失火等を起こし、エンジン性能を発揮 することができません。
くすぶり
プラグ発火部に付着したカーボンを伝わって電気がリークし、失火を起こし、始動が悪くなります。
デポジット
プラグに付着した燃えカスが過熱され、異常燃焼(プレイグニッション)を起こし、プラグの電極溶解を招く原因にもなり ます。
プラグ交換が必要です。
エンジン側(燃料系統、点火系等)の整備が適切でなかったり、プラグの選び方の誤りによる
不具合もありますので、注意が必要です。
ポイントは点火プラグ先端の色と電極の角!
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