チェンソーのハンドル形状についてのお話

さすがに12月の中頃ともなると朝夕の冷え込みが厳しくなってきますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか？　アグリズバイヤー　ボブです。

もうすぐ学生のみなさまは冬休みですね。社会人になってしまうとなかなか長期連休が取りづらくなってきますが、休暇のあとに控えているたまった仕事のことを考えてしまって、連休等にも素直に喜べない自分がいます。長期休暇・・・うらやましいような、そうでないような。

ちなみに私の小学生時代は｢終業式の大移動｣でした。

 今回のブログはチェンソーのハンドルタイプについての御紹介です。
どちらかと言うと、初めてチェンソーをお選びになる方やハンドルタイプで迷われている方向けの御紹介となります。

みなさまはどのようなハンドルタイプのチェンソーをお使いでしょうか？
一般的なチェンソーには2種類のハンドルタイプがあり、それぞれに特徴がございます。
簡単にですが両ハンドルタイプの特徴と用途について御紹介させていただきます。

トップハンドルソー

主に軽量コンパクトソーに使われることの多いハンドルタイプですね。
ハンドルをチェンソーの上部に持ってくることで、チェンソーの全長が短くなり、高所作業時の持ち運びの邪魔になりにくく、また腕を長く使えるので細かい作業にも対応しやすい形状となっています。
枝打ちや選定作業に特化したハンドル形状ですので、そうした作業を目的としたチェンソーは大抵このハンドル形状を採用しています。

トップハンドルお勧め機種はこちら↓

ゼノア　G2501Tシリーズ

トップハンドルソーの中でもある程度、オールマイティに使うこと（横に向けて使うこと）を想定している機種は左手ハンドル部分がまっすぐ下に下りていますが、左手ハンドル部分を大きく後ろに傾けることで、より枝打ち作業に特化させたモデルもあります。

トップハンドル（後傾）お勧め機種はこちら↓

共立　 CS251Tシリーズ

ゼノア　G2551Tシリーズ

軽量のため片手でも持てるモデルが多いですが、片手での作業は非常に危険ですのでお避けください。また、ロングハンドルに比べ、少しホールドしにくいのでハンドルは必ず両手でしっかり握るようにしてくださいね。
このハンドル形状のチェンソーにコンパクトなモデルが多いというのもありますが、比較的軽度な作業を想定したハンドル形状ですので伐採等の大きな作業には向いていません。また、長いバーをつけるとバランスを崩しやすいので長くても12インチ程度まででのご使用を推奨いたします。

リヤハンドル

トップハンドルに比べ、持った時の両手の間隔がひろくホールドしやすい形状です。
チェンソーが安定するので樹木をまっすぐ切りやすく、作業も安定して行えるのでチェンソーを初めて使われる方にもお勧めのハンドル形状ですね。
適応が広く、枝打ち、樹木の伐倒・伐採、玉切り、薪作りなど様々な用途に使うことができ、搭載機種も小排気量～大排気量まで幅広く存在します。
小回りが利きにくいのとチェンソーの全長が長くなるため、高所作業にはあまり向いていませんが、多用途にお使いいただくには最適なハンドル形状となります。

ハンドルとシリンダレイアウトの関係

実は、エンジンレイアウトもハンドル形状と係わり合いがあるんです。
チェンソーのエンジンレイアウトは縦置きと横置きの2種類の方法があります。簡単に御紹介させていただきますと、
  縦置き･･･チェンソーの前方に大型マフラを配置することが出来るので、排気音の低減と整備性に優れることから最近では主にプロ用の大型チェンソーに多く採用される方式です。

横置き･･･コンパクトなボディ設計が可能で重量が軽く取り扱いが楽に出来ることから、農業用や一般用の小型チェンソーに多く採用される方式です。

となります。
トップハンドルソーはチェンソー上部にハンドルがレイアウトされますので、その関係からすべてのモデルが横置きを採用しています。

リヤハンドルソーは一部のコンパクトモデルで横置きを採用（STIHLのコンパクトモデルは横置き採用が多いですね。）している以外はほとんどが縦置きです。

いかがでしたでしょうか？
始めてチェンソーを選ばれる方や、ハンドルの選定に迷われている方のお役に立てれば幸いでございます。
よろしくお願いします。

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