まいどですー!アグリズ店長クリスです!
アグリズの地元和歌山県みなべ町では梅の剪定シーズンが本格化してきました!メンテナンススタッフはこの時期剪定鋏とチッパーの修理で大忙しの様子です。
梅の名産地であるみなべ町では剪定に一般的な手鋏や高枝切り鋏も使用しますが、メインの鋏としてはエアー剪定鋏を使用するのが主流です。最近ではバッテリータイプの高枝切り鋏も色んなメーカーから発売されていますが、それでも太い枝でもパスパスとスピーディーに切断出来るエアー鋏がまだまだ根強く人気となっております。
全国的にみてもここまでエアー鋏が活発に使用されているのも珍しいですよね。でもみなべ町の梅農家さまには無くてはならない機械のひとつです♪
さてさて剪定作業に無くてはならない良き相棒といえばもうひとつウッドチッパー(木材粉砕機)ですね。単純に剪定枝の減容を行なうために使用したり、粉砕物を自家製堆肥の材料にしたり、土壌の保湿材として利用したりと多種多様な目的で利用されています。
果樹などの剪定枝や竹、その他樹木の処理に使用されるウッドチッパーですが、粉砕物の排出方法が大きくわけて2種類あるってご存知でした?
ひとつは下部排出と言ってチッパーの前方足元に排出する方法です。こちらの方が一般的でメーカー各社から発売されている製品の殆どがこの方式です。下部排出の場合は左の画像のように排出され、粉砕物が山状に堆積していきます。
そしてもう一つが今回ご紹介するKCM115BLAのような上部排出です。
こんなふうにチッパー本体上方に飛び出た煙突のような排出口から勢い良く粉砕物が吹き出します。
農機具業界的には「ブロワタイプ」とか「ブロワ付き」とか呼ばれてます。このブロワタイプは下部排出と違って排出口先端の向きを調整することで好きな場所に粉砕物を集められるので、粉砕物の二次利用のためトラック、フレコンバッグなどに集めたい場合、広範囲に粉砕物をバラ撒きたい(粉砕物を山積みにしたくない)場合に重宝される排出方法です。
トラックへの積載もこの通り簡単楽々に行えます。
最近では粉砕物を利用して自家製の発酵堆肥を作られている農家さまも徐々に増えていて注目のアイテムですね♪
そんな便利なブロワタイプですが、ひとつ大きな難点が……。
そう、価格が高いんです。
ブロワタイプのチッパーは大型の物が主流で、小型タイプは下部排出が殆どです。いままで共立でブロワタイプの一番お求めやすいモデルがKCM130BLという定価で150万円ほどする目玉が飛び出るお値段のモデルしか無かったのですが、今年の夏頃に待望のお求めやすいブロワタイプを共立さんが作ってくれました!
それがこちら
共立 粉砕機 KCM115BLA
最大処理径115mmクラスでブロワ付き!
木材を粉砕ローターに送り込むのに油圧ローターを採用していて、送り込みも非常に安定しています。
弱点としてはコストダウンのためセルスターターが付いておらず、小型エンジンで一般的なロープを引いて始動するリコイルスタータータイプになっています。
ただチッパーってそんなに頻繁にエンジンをON/OFFしないので意外と気にならないのではないでしょうか。
基本的には上部排出タイプですオプション部品で下部排出にも切り替え可能です。
さてさて気になるお値段は……税込定価で約112万円!!!
「めちゃくちゃ高いやないか~い!」とツッコミを受けそうではありますが、今までは共立のチッパーでブロワタイプが定価150万円なので40万円近くのプライスダウンですから、そこから考えるとなかなか衝撃的なお値段設定です。
ブロワなしの下部排出タイプで最大処理径120mmクラスの機械が定価123万円ですので、そこから考えても素晴らしいコストパフォーマンスかと。
おっと、定価の話しばかりでは面白くないですよね!
気になる販売価格は当店商品ページでご確認ください!
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