クラッチとは、草刈機の動力部(エンジンやモーター)で発生した回転力を、刃の部分に送るパーツのことです。 遠心クラッチとクラッチドラムという部品がメインで構成されており、草刈機の動作の重要な部分を担当しています。 動力部の回転数が上がると、遠心力により遠心クラッチの中のクラッチシューというパーツが外側に開きます。 外側に開いたシューがクラッチドラムに密着することで、回転力を草刈機の刃へ送り、作動するのです。 ミッションの自動車を運転されたことのある方はお分かりと思いますが、アクセル・ブレーキの他にクラッチペダルというものが存在します。 ペダルから足を離すことで、クラッチが開き、タイヤに動力を伝えます。 草刈機のクラッチもそれと同じ役目といえば分かりやすいでしょう。 回転力を刃に伝える重要な機構なのですが、使用中は常に駆動しているパーツなので、当然故障や摩耗を起こします。 特に、クラッチシューが開いてドラムと密着している時に、刃が硬いものに当たってしまい回転が止まったりすると、クラッチにダメージが伝わることもあるので注意が必要です。 また、クラッチシューは消耗品のため、長く使用していると摩耗して刃が回転しなくなることもあります。 その際は、交換が必要となります。 |
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草刈機の動力部(エンジンやモーター)で発生した回転力を、刃に伝えるクラッチ。 そのクラッチを格納している部分をクラッチハウジングと言います。 駆動部を格納しているパーツですので、熱の影響を受けやすいので注意や点検が必須です。 安価なものやパワーの小さな草刈機は、このパーツが樹脂製のものも多いですが、プロ用やパワーの強いものは金属で作られています。 特に樹脂製のクラッチハウジングは熱で溶けることもありますので、草刈機の低回転での使用を続けたり、草が生い茂っていて刃に負担がかかる場所での使用は十分に気を付けましょう。 クラッチハウジングの中には、クラッチドラムとクラッチシューというパーツが格納されていますが、このクラッチシューがドラムと密着することで刃に動力を伝えます。 高速回転する金属同士の密着ですから、当然パーツは摩耗し、それによって細かなゴミ(スラッジ)が発生します。 また外からホコリが入り込むこともありますので、時々こういったゴミを取り除くメンテナンスを行いましょう。 最近の草刈機はクラッチハウジングが別パーツではなく、本体と一体型になっている機種も増えています。 こういう機種は、機械に慣れていない素人ではメンテナンスが難しいので、その場合は購入店やプロに相談することが必要です。 |
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草刈機のギアケースは、エンジンからシャフトが伸びて、刃と繋がる部分に存在しています。 よく草刈機を見ると、シャフトはまっすぐ伸びていますが、刃の部分はそこから角度を付けて取り付けられています。 そのために存在しているのがギアであり、二つのギアを組み合わせることで回転の方向を変えているのです。 そのギアを格納しているのがギアケースです。 動力を刃に伝える大切なパーツですから、常にメンテナンスは欠かせません。 刃をスムーズに回転させるために、ギアケースの中には潤滑剤にあたるグリスが入っています。 常に駆動しているパーツをサポートする潤滑剤ですから影響を受けやすく、ギアの回転による熱などで劣化してしまいます。 グリスが劣化してギアの回転が悪くなると、最悪故障してしまうこともありますので、時々点検や補充を行いましょう。 また、草刈機を長く使用していない場合には、空気や水分の影響で劣化しているケースがありますので、使用シーズン前には必ず補充してください。 エンジンやクラッチは良く点検しても、ギアケースのメンテナンスはついつい忘れがちです。 他のパーツと合わせてチェックしましょう。 ギアケースやギアは故障してしまうと交換にかなりのコストがかかるため、注意が必要です。 |
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