草刈機(刈払機)はとても便利な道具ですが、使用時には注意が必要になることもあります。 使用上の注意を守らないで作業をすると、病気や傷害の原因になることもあります。 正しい知識と対策を行った上で、作業を行うことが大切です。 草刈機(刈払機)で作業をする上で気を付けることの一つに、稼働時に発生する騒音があります。 特に、エンジンを動力にして稼働する草刈機(刈払機)を使用する場合は、騒音に気を付ける必要があります。 エンジンを搭載した製品は、モーターを搭載する電動式の製品に比べて、稼働時の騒音が大きいのが特徴です。 そのため、長時間作業をしていると、騒音によって聴力に影響が出る場合があります。 聴力を騒音から守るためには、耳栓やイヤマフなどを使用することが大切です。 これらの対策をすることで、耳に届く騒音のレベルを大きく低減させることが可能です。 対策をしないまま作業を行うと、聴力に悪い影響が出ることがあります。 具体的には、騒音の影響で耳鳴りが起きたり、難聴が起こることがあります。 急性の難聴や耳鳴りは治療で治る可能性がありますが、繰り返しの騒音で慢性的な難聴になってしまった場合には、完治するのが難しくなるため注意が必要です。 |
|||||||||
イヤマフの売り場はこちら! 騒音分野における聴覚保護と快適さを実現! 騒音から耳を保護する防音具です。 |
草刈機(刈払機)で作業する際は、振動にも気を付ける必要があります。 特に、エンジンで動作する製品は、電動式の製品に比べて振動が大きい傾向にあります。 エンジン式の製品で作業する場合には、より振動に対する注意が必要になります。 振動が原因となって起こる障害としては、白ろう病が有名です。 白ろう病は、手や足の血流が悪くなり、ロウソクのロウのように見えることから、その病名が付いています。 草刈機(刈払機)で作業する場合には、手に継続的な振動が加わることによって、血管が収縮して血行が悪くなることがあります。 血行が悪くなると手が冷えて冷たくなったり、血色が悪くなるレイノー現象が起きることがあります。 これらの症状が慢性化して白ろう病になると、治療をしても完治させることが難しくなります。 そのため、草刈機(刈払機)で作業をする時は、振動に対する備えをすることが大切です。 具体的には、手に伝わる振動を軽減するために、手袋を着用することが大切になります。 振動を軽減することを目的とした、防振手袋という専用の手袋が販売されています。 軍手などで代用するのではなく、専用の防振手袋を着用して作業をすることで、白ろう病のリスクを下げることが可能です。 |
|
騒音の少ない草刈機の売り場はこちら! 4サイクルエンジン搭載機や電動式、充電式など、 従来の2サイクルエンジンより静かな草刈機はどうですか? |
草刈機(刈払機)は、刈刃を高速で回転させることで草を刈ります。 高速で回転している刈刃が石などの異物に当たった場合には、刃が回転する勢いで異物が飛ばされることがあります。 勢いよく飛ばされた飛散物が体に当たると、怪我の原因になります。 草刈機(刈払機)を使った作業では、飛散物への対策をすることがとても大切です。 飛散物による怪我を防ぐためには、草刈機(刈払機)を適切な状態で使用することが大切です。 メインパイプの刈刃近くには、飛散防護カバーが取り付けられています。 飛散防護カバーは、作業者の方向に飛散物が飛ばないように取り付けられているものです。 カバーを外した状態で使用したり、カバーが破損した状態で使用することは避けてください。 また、飛散物から身を守るための備えをした上で、作業を行うことも大切です。 飛散物から頭部を守るためには、保護帽やヘルメットを着用します。 目や顔に飛散物が当たると大きな怪我になる危険があるため、保護メガネとフェイスシールドも着用してください。 また、飛散物が体に当たることも考えて、服装は長袖・長ズボンの作業着とし、すね当てを着用することが望ましいです。 また、作業に取りかかる前には、作業場所に異物が落ちていないかを確認しておくことも大切です。 |
|
草刈機アタッチメントの売り場はこちら! スネを守るレガース、飛散物から守るエプロンなど、 自分に合った防護用品をお選びください。 |