草刈作業に草刈機を使用した場合、使用後には適切な処理やメンテナンスを施しておくことによって、次回使用する際に快適な状態ですぐに活用することができます。 また、適切な掃除や処理を行っておくことで、機器の使用頻度や使用環境に関わらず、機器の異常や故障などのトラブルを未然に防ぐ効果も期待できます。 まず、草刈作業に草刈機を使用した場合、最も大きな負担が掛かるのが、草を実際に刈り取る切断面です。 刃には、刈り取った草から出た大量の成分が付着しているほか、万が一、草むらに隠れていた動物や昆虫などを一緒に刈り取っていた場合には、それらの動物から出た血液や体液が付着している可能性もあり、刃に付着したこうした成分を適切な形で処理せずに保管してしまうと、時間と共に徐々に刃が腐食してしまい、金属疲労や刃こぼれなどによって切断力自体が低下してしまう恐れがあります。 こうしたトラブルを避けるため、使用後は専用のブラシや洗剤を使って刃部分の洗浄を行った後、状態に応じて丸ヤスリなどを使って刃を研いでおきます。 更に、回転部分にも専用のグリスや潤滑油をつぎ足しておく事で、回転に関する故障を未然に防ぐことができます。 また、燃料タンク内に燃料を封入したまま長期間にわたって保管する場合には、燃料キャップがしっかりと閉まっているかどうかも確認しましょう。 燃料キャップがしっかり閉まっていないと、燃料タンク内に湿気など水分が混入し燃料が劣化する原因になるので、注意が必要です。 |
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最後に草刈機や刈払機を使用してから長期間にわたって保管した後、再度使おうとした際、エンジンがなかなかかからない事があります。 草刈機などのエンジンが適正な方法を行っているにも関わらずうまく始動しない場合の原因としては、幾つかの点がこれに該当します。 例えば、機器のスターターロープを適切な形で引っ張っているにも関わらずエンジンがうまく始動しない場合、スターターロープ自体が劣化によって切れてしまっていたり、ロープがリコイルスターターから外れてしまっている場合などが挙げられます。 この場合、エンジンの該当部を分解して接続しなおしたり、新しい部品に交換することで対処可能です。 また、長期保管後のエンジン不動の原因として最も多いのが、燃料や点火プラグです。 例えば、燃料タンク内に入っている燃料を取り出さずに長期にわたって保管した際、タンクに入ったままの古い燃料がエンジン故障の原因になる場合があります。 劣化した燃料によって燃料内の成分がエンジンのキャブレターや燃料フィルターが目詰まりしてしまい円滑な始動が行えなくなるので、燃料フィルターの交換やキャブレターを分解して洗浄することで対処することが可能です。 また、長期保管時に発生する湿気や結露などによって点火プラグが濡れる事でもエンジンが始動しない事があるので、点火プラグを一度取り外して乾燥させた後、再度装着する事で対応可能です 。 |
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無事に草刈作業を終え、来年同時期の草刈作業まで草刈機を長期間にわたって保管したいにも関わらず、機械が苦手でどうやって保管すれば良いのか分からないという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 そういった機械の取扱がどうしても苦手という方におすすめなのが、メンテナンスフリーの機器やメンテナンス自体が不要なタイプの製品です。 最近では、機械が不慣れな方はもちろんのこと、実際に作業を行う方の年齢が高齢化している事などを受け、できるだけメンテナンスの必要性が少なかったり後処理自体が不要な素材を用いた機器であったり、メンテナンス自体が必要ない構造を持った物も登場しています。 例えば、従来まで草刈機の刃には金属製の物が使用されていましたが、状態によっては腐食する恐れがある金属に変わって腐食の恐れが少ないながらも抜群の強度をもつ素材を使って製造された刃を採用することで、危険な刃部分のメンテナンスや後処理を行う事なく長期間の保管が可能なタイプの機器も登場しています。 或いは、特別な工具などを使用することなく簡単な手順で適切なメンテナンスを行う事ができるビギナーを対象とした機器も販売されています。 こうしたメンテナンスが手軽な機器を購入する事で、機械が苦手な方でも手軽に草刈機を使う事ができます。 |
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