ジュラルミンというのは、複数の金属を混ぜ合わせて作った、合金の一種です。 ジュラルミンの元になっているのは、アルミニウムをメインとして、銅やマグネシウムといった金属です。 ジュラルミンは、ただのアルミと比べると重量が軽く、破断にも強いという特徴を持っています。 材質をアルミからジュラルミンに替えることで、同じ破断性能を保ったまま、より軽い製品を作ることが可能です。 また、同じ重量で製品を作れば、アルミよりも高い破断性能を持たせることができます。 このような特徴から、ジュラルミンは草刈機(刈払機)のメインパイプに採用されていることがあります。 ジュラルミンパイプを採用した製品は、価格帯が高いものが多いです。 ホームユース向けに作られた製品には、ジュラルミンパイプを採用して重量の軽さをアピールしているものもあります。 一方で、プロの現場向けに作られている草刈機(刈払機)は、ジュラルミンパイプを採用することによって、アルミよりも強度が高まることをアピールしています。 山林の下草刈りなどの作業はハードなため、より強度の高い製品が求められます。 そのような現場で使う草刈機(刈払機)のメインパイプに最適なのが、アルミよりも強度が高いジュラルミンなのです。 |
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クラッチハウジングは、エンジンの駆動力を刈刃に伝えるために取り付けれられているパーツです。 エンジンの回転数が上がると、クラッチハウジング内にあるクラッチが繋がり、刃先が回転し始めます。 クラッチハウジングは、エンジンと刈刃をつなぐ重要な部品です。 草刈り作業中は常に負荷がかかっている部品でもあります。 草刈機(刈払機)のクラッチハウジングは、樹脂素材でできているものと、金属素材でできているものがあります。 樹脂製と金属製それぞれに長所と短所があるため、一概にどちらが良いということはありません。 ただ傾向としては、樹脂製のクラッチハウジングを搭載するのは、比較的排気量が小さい草刈機(刈払機)が多いです。 樹脂製のクラッチハウジングは、安価で作ることが出来るというメリットがあります。 あまり高い負荷がかかる作業には向きませんが、排気量の小さな草刈機(刈払機)であれば、十分な性能を持っています。 反対に大きな排気量のエンジンを積む製品には、金属製のクラッチハウジングが採用されていることが多いです。 金属製のクラッチハウジングは負荷に強く、耐久性にも優れています。 ホームユーザーなら、樹脂製のクラッチハウジングを採用した製品でも十分ですが、刈刃にナイロンカッターを使うのであれば、より高い負荷にも耐えられるように、金属製のクラッチハウジングを採用した製品を選ぶと良いでしょう。 |
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マグネシウムダイキャストのマグネシウムというのは、素材となる金属のこと指しています。 一方、ダイキャストというのは製造方式のことで、金型に溶けた金属を流し込んで作る鋳造方式のことを言います。 草刈機(刈払機)では、エンジンやクランクケースといったパーツに、マグネシウムダイキャストが使われていることがあります。 マグネシウムはアルミニウムに比べて軽いという性質があります。 アルミニウムダイキャストの部品をマグネシウムダイキャストの部品に置き換えることで、製品の軽量化を図ることが出来ます。 草刈機(刈払機)は体で支えて作業するする必要がある道具なため、製品の重量が作業時の疲労に直結してきます。 そのため、軽量化のためにマグネシウムダイキャストを採用する製品も多くあります。 金属で出来ているエンジンをマグネシウムダイキャスト製のものにすれば、製品重量の大幅な削減ができ、作業者の負担軽減が可能となります。 ただし、マグネシウムダイキャストを採用するには問題もあります。 一番大きな問題はコストで、マグネシウムを素材として使うと、どうしてもコストが高くなってしまいます。 そのため全ての草刈機(刈払機)でマグネシウムダイキャストが採用されているという訳ではありません。 |
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