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混合燃料のあれこれ

なぜ混合燃料は早く変質しちゃうの？

草刈機（刈払機）の混合燃料はガソリンとオイルが混ざっています。
混ぜる事によってメリットも生まれますが、一方で劣化しやすいと言うデメリットも生まれるので使用するときには注意が必要です。

デメリットの一つとしては、混合燃料は変質しやすいと言うデメリットがあります。
季節によっても変わってきますが、だいたい１～２か月程度で変質してしまいます。
温度によってその変質のスピードが変わってくるので低温の冬場よりも、高温となる夏場の方が変質していくスピードがはやく、夏場ですと１か月ほどで変質してしまうのです。

では、どうして変質してしまうのかと言うと、それはガソリンとオイルの分離が起きてしまうからです。
気温の変化が起きるとガソリンが分離を始めます。
そうするとタンク内で気化したガソリンが膨張と収縮を繰り返すような化学変化が起き、その結果空気中の水分を取り込もうとするのです。
結果空気中の水分を取り込むと白濁したような色になり変質してしまうのです。

変質しているかどうかは、混合燃料の色を見ればだいたい分かりますから、変質してしまったかもしれないと思った時には使用を控えるようにしましょう。
そのまま使用すると草刈機（刈払機）エンジンの故障に繋がってしまいます。

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ペットボトルに混合燃料を入れても良いの？

結論から言いますと、草刈機（刈払機）に使う混合燃料をペットボトルに入れるのは好ましくありません。
混合燃料を入れるには出来れば金属缶や丈夫なタンクに入れるようにした方が良いです。

まず、第一にペットボトルが溶け出すと言う心配があります。
これは科学的にはペットボトルの材質ならば混合燃料と反応しないということになっていますが、すべてのペットボトルについて言えるのかは分かりません。
ですからペットボトルが溶け出す心配がある限り、安易な気持ちでペットボトルに保存をするのは避けた方が良いです。

また、もう一つの理由としてはペットボトルが破裂をしてしまう恐れがあるのです。
冷暗所にしっかり保存ができるならば、さほど影響はしませんが、草刈機（刈払機）を使うような炎天下のような場所に持っていったり、持ち運びをするならば絶対に避けた方が良いです。
ペットボトル内で混合燃料が気化してしまって、ペットボトルが破裂してしまう心配があるからです。
破裂してしまいますと燃料を周囲に撒き散らしてしまう事になり危険です。

この二つの理由から、ペットボトルでは混合燃料を保存する上での耐久性に疑問があるため、しっかりとした金属缶のような頑丈な容器に保存をするようにした方が良いと言えるのです。

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分離給油方式のエンジンって？

草刈機（刈払機）のエンジンには混合式と分離給油方式の二種類があります。
混合式は予め、ガソリンとオイルを決められた比率で混ぜタンクに入れてエンジンを動かします。
一方で分離給油方式は、オイルの専用タンクが分かれているのでガソリンとオイルを自分で混ぜる必要がなく、別々に補給をすることができます。

分離給油方式の一番のメリットは、ガソリンとオイルを混ぜる必要がありません。
ですからオイルが減ったら減った分だけオイルを補充すれば良いので作業的に楽になります。
また、ガソリンとオイルを混ぜる際には引火する恐れもありますが、混ぜる必要がないので引火する心配もいらないと言うメリットがあります。

一方でデメリットとしてはパワー不足になる可能性があると言う事です。
オイルを供給するためのポンプの作動にエンジンのエネルギーを奪われてしまうので若干のパワー不足が生じます。
とは言っても微々たるものですから、草刈機（刈払機）のように微々たるパワー不足が気にならないような場合には心配する必要がありません。

また、デメリットとしてはエンジンが複雑になり故障の原因が増えると言う事もあります。
このように分離給油方式のエンジンにはメリットとデメリットがありますから、何を優先させたいか考えると良いです。