草刈機(刈払機)を使用していると必ず発生してしまうのが、振動です。製造販売する各メーカー毎に、この振動を如何に軽減させるかについて様々な防振対策や仕組みなどが図られており、これが一種のメーカーの特徴としても取り上げられています。 例えば、とあるメーカーは使用上どうしても発生してしまう振動を抑えるため、機器に搭載する駆動方式自体を、従来のエンジン式から電力で動くモーター式へと変化させました。 モーターで駆動することによって、エンジンから発生していた振動を無くすことができる上、安定したトルクを発揮させることができるようになりました。 また、あるメーカーでは、草刈機(刈払機)のエンジンと遠心クラッチの間、また、遠心クラッチとドライブシャフトの間にスプリングダンパーを用いることでエンジン内部で発生する振動と刃先から伝わる振動を吸収できるように工夫しています。 そうした対策を行なった上で、作業者が直接触れるハンドル部分やグリップ部分などにも防振ゴムを用いたりウレタンを巻いたり、グリップを中空構造にするなどの対策も行なわれています。 草刈機(刈払機)の防振対策は、一昔前に比べて格段に進歩してきています。 |
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使用によって振動が発生し、機器を持つ人体にまで影響を及ぼしてしまう、草刈機(刈払機)の振動ですが、使用している草刈機(刈払機)の種類を問わず、使用者側で様々な形の振動対策を施す事ができ、人体に伝わる不快な振動を軽減することが可能です。 例えば、草刈作業を行う際には、できるだけ専用の手袋を装着するようにします。最近では、振動を手から人体に伝えにくくする独自のメカニズムを持った防振対策用の手袋が販売されていて、この手袋を装着して草刈作業を行うことで、防振対策を図ることができます。 また、作業を行う際の草刈機(刈払機)の持ち方や固定の仕方にも注意が必要です。使用時、機器に装着されているグリップハンドルを両手で持った上で作業を行いますが、この際、できるだけしっかりと力を込めて握るようにします。 軽い力で握ると、エンジンからの振動によってグリップハンドル自体が揺れ動いてしまい、不快な振動が発生しやすくなります。 反面、グリップ部分をしっかり力を込めて握ることで、グリップハンドル自体の共振を防ぐことができるので、結果的に有効な防振対策となります。また、使用する機器の日頃からのメンテナンスにも注意を払っておきましょう。 部品の消耗により振動が発生するような場合もありますので注意が必要です。特に草刈刃はバランスが崩れると大きな振動を発生させますので日ごろからきちんと確認したいですね。 |
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モーター式ではなく、従来から使用されているようなエンジン搭載式の草刈機(刈払機)を使った場合、いわゆる不快な振動が発生してしまうことが良くあります。 これは、搭載しているエンジン自体から振動が発生してしまい、ハンドルやグリップを通じて使用している利用者の人体に伝わってしまうと言うメカニズムなんです。 なぜ、エンジン式草刈機に振動が起きてしまうのかというと、それには幾つかの理由があります。まず、一番大きな理由となるのが、エンジンが稼働することによって発生する振動です。 エンジンは、エンジンスターターを始動させることで内部のプラグが点火し、空気と燃料が混じり合った混合気に着火することで始動を開始します。 この際、エンジン内部にあるピストンと呼ばれる機構が上下運動を行うことで、外部から混合気を吸入し、その後、圧縮と排気、そして燃焼という行程を繰り返し行っています。 この間、ピストンは常に上下運動を繰り返している為、金属製のエンジンの筐体自体が、このピストンの動きに連動して揺れ動いてしまいます。これが、エンジンを搭載した機器で発生する振動の大きな原因の一つです。 また、草刈機は、草を刈る為に先端部分に回転式の刈刃を装着していますが、この刈刃の回転時や、刈刃が切断する草や枝と接触することによって発生する際にも振動が発生します。これらが原因で草刈機(刈払機)には振動が発生するするのです。 |