草刈機(刈払機)を使用していると、草刈機(刈払機)が大きく振動を起こすことがあります。この振動にはいくつか原因が考えられますし、振動が収まらない場合にはそのまま使用を続けると事故や怪我の元になる可能性もありますから、即座に使用を停止して振動の原因を探る必要があります。 最も多い振動の原因は、取り付けた金属刃の偏心による不規則な回転では無いでしょうか。チップソーなどの場合、刃が欠けてくるとそれにより重心が狂い、回転にも影響が出てきます。 4枚刃や8枚刃、笹刈刃なども、使用しているうちに刃が変形したり、刃に亀裂が入るなどで偏心して振動を起こす場合が考えられます。 そのまま使い続けると振動により刃に大きなダメージを与えたり、草刈機(刈払機)本体にもダメージが及ぶ恐れがあります。 シャフトの曲がりなども振動の原因となります。特に長い間使用している草刈機(刈払機)は、気づかないうちにシャフトが曲がっている場合が多く、その曲がりが振動を生み出す原因となることが多いようです。 他にもエンジンのクラッチの磨耗などでも振動が起きますから、どのような振動であってもどこかに必ず異変が起きている可能性が高いため、草刈中に振動を感じた場合には、すぐにチェックしたほうがよいでしょう。 |
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草刈機(刈払機)を使用していると、故障ではなく刃の回転などにより少なからず振動を感じることがあります。これは特にエンジンで動く草刈機(刈払機)に多く、モーター式の草刈機(刈払機)は振動がほとんど無いといえます。 最近のエンジン式草刈機(刈払機)は各製造メーカーの開発技術も進み、大幅に振動をカットした草刈機(刈払機)が販売されるようになっては来ていますが、それでも振動をゼロにする事は出来ていません。 草刈中にずっと振動を体に受け続けていると、その振動により振動障害と呼ばれる変調をきたすことも多いようですから、振動対策は万全にしておく方が良いでしょう。振動を防ぐために効果的なのは振動軽減手袋の使用です。 ただの手袋ではなく振動を軽減してくれる素材で作られているため、それを付けるだけで大幅な振動の軽減が可能になります。それと1日に使用する時間を制限するということも大切になってきます。 振動障害にならないためには、1日最大で2時間程度が使用の限度といわれており、1回に連続して使用するのも10分〜20分程度に留めたほうが体への負担がすくないとされています。 もちろん、使用後には最低でも10分〜30分程度の休憩を挟むことも重要になってきます。連続して振動を受け続けると手の振るえが止まらなくなったり、目の前が常に揺れて見えるといった症状が一時的に出る場合も多いようですから、振動対策の手袋を使い、使用時間を守ることで振動への対策は出来るのではないでしょうか。 |
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3軸合成値というのは、使用している草刈機(刈払機)などの振動がどれだけ使用者の腕などに影響を与えるのかを知るための値で、前後、左右、上下の三方向の振動を測定し合成した値が3軸合成値と呼ばれる数値となります。 振動を発する機械はすべて当てはまりますから、草刈機(刈払機)だけでなくチェーンソーなどもこの3軸合成値の値を元に作業を行う必要があります。この数値は機械の使用時間を決めるための大きな指標となっているため、3軸合成値が10m/s2より小さい場合は作業時間は2時間以内、一回の使用時間は10分程度と定められています。 もしこの計算で導き出された数値を無視して機械の使用を連続で行った場合、振動障害になる確立が飛躍的に高くなるといわれています。それほど振動による体への負担は大きく、振動する機械を使用して作業する場合には3軸合成値の数値で決められた時間を守る必要があると言えます。 3軸合成値での作業時間は厚生労働省の通達で行われたものですから、作業を指示する業者は必ずこの数値を導き出して、作業時間を守る必要があります。 やむ終えず1日の作業時間をオーバーする場合には、1週間の作業予定を決め、振動ばく露許容時間と呼ばれる体に負担がかからない時間内での作業を行うことで、作業員の振動障害を未然に防ぐことが可能になると思います。 |