草刈機用チップソーの「チップ」とは鋸上の刃の先端に取り付けられる部品のことです。先端にチップを取り付けた鋸(ソー)なので、チップソーと呼ばれています。チップソーはいわゆる丸鋸と呼ばれる丸型の形状をしており、回転運動によって対象物を切断します。 チップソーを利用して物体を切断する場合、直接対象物に触れて切断作業を行うのがチップです。チップに硬くて丈夫な材質のものを使用していれば対象物をしっかりとりれる鋭い切れ味のチップソーに仕上がりますが、チップに品質の劣る金属を使用しているとどんなにパワーを挙げても十分な切断力が確保できません。 チップはチップソーの切れ味を決める重要な部品であり、チップによってすべての性能がきまるといっても過言ではありません。 チップソーと丸鋸は形状が非常に似ており同一の意味でつかわれることもありますが、本来は全く違うものです。 鋼を円盤状に加工し円周部に鋸状の刃を付けたものが丸鋸であるのに対し、チップソーの場合はあくまでも円盤状の鋼部分は土台であり、切断する刃はチップです。チップの有無で丸鋸とチップソーは区別されることになります。 草刈機用チップソーは、草を刈るのに最適のチップが使用されています。高い切断力で草をしっかりと切断し、刈り残すことなくきれいに刈り取ることが可能です。長く作業を続けられるように、耐久性も上がっています。 |
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草刈機(刈払機)用チップソーは、大きく分けて二つの部品で構成されています。 一つは土台となる円盤状の部品です。いわゆる丸鋸状に加工された円盤部分は草刈機(刈払機)用チップソーの本体であり、チップソーのほとんどの部分を占める部品です。素材はステンレスやアルミ、鋼等が用いられており、それぞれ使いやすさや耐久性、重量が異なります。 シンプルな円盤型が一般的ですが、軽量化のために穴あけ加工されているものもあります。穴をあけると軽量にはなりますが耐久性が下がってしまうため、素人が勝手に穴をあけてはいけません。作業中に破損して大事故につながる可能性がありますから、チップソーへの勝手な穴あけ加工は決してしないでください。 チップソーを構成するもう一つの部品が、先端に取り付けられたチップです。 チップはチップソーの刃となる部品であり、チップによって切れ味がきまります。チップに用いられる素材は様々ですが、草刈機(刈払機)用のチップソーにはタングステンカーバイトと呼ばれる粉末焼結合金が主に用いられています。 これはタングステンを母材とした素材で、鉄でできたやすりでは研ぐことが出来ないほど非常に硬い素材です。 このチップによってどんな草でもしっかりと刈ることができるのですが、長く使用していると徐々にチップが摩耗して切れ味が鈍ってきます。 チップソーは消耗品なので、切れ味が鈍ってきたりチップが外れてしまった場合は速やかに新しいチップソーに交換してください。 |
草刈機用チップソーと一口に言っても色々な種類があります。どれも同じに見えるかもしれませんが、よく見るとそれぞれ性能も特徴も異なるので、目的に応じて使い分けましょう。 山林を手入れする場合、樹木の下の雑草や雑木を刈り取る下刈りと呼ばれる作業を行います。この作業に最も適したチップソーが山林下刈用チップソーです。 下刈用のチップソーはチップにアサリと呼ばれる角度が付けられており、木を切っても切り屑のはけが良く、雑草の間に生えている雑木もしっかりと刈り取れるように調整されています。 耐摩耗性が高いので、長時間の作業にも耐えられます。 竹を狩るときに使用するのが、竹刈用チップソーです。硬くて粘りのある竹をしっかりと切断できるよう刃の数を増やし、竹に食い込んで動かなくなってしまうことが無いようにしてあるのが特徴です。切れ味重視のシャープな刃なので、立ち姿勢のまま硬い竹をどんどん切ることが可能です。 他にも小石の多い場所でも使えるようにチップを外れにくくしたチップソーや草刈機(刈払機)に草が絡まないように巻付き防止の刃がついたチップソー、ナイロンカッターを取り付けられる変わった形のチップソーなどいろいろな種類があります。 目的や用途に応じて草刈機用チップソーを使い分けることで、作業効率が一段とアップします。 |