蓄力式リコイルスターターとは、数回に分けて引くことができる機能を持ったスターターのことです。エンジン式草刈機を使用する場合、エンジンをかけるためにリコイルロープというエンジンスタート用のひもを引っ張る必要があります。 従来型のエンジンスターターではリコイルロープを力を込めて一気に引かないとエンジンをかけることができませんでした。そのため力の弱い高齢者や女性は上手くエンジンをかけられず、草刈機仕様の大きな妨げになっていました。 特に背負い型エンジン式草刈機では、リコイルロープを引く動作が無理な体制になってしまうため、無理に力を込め用途すると体を痛めてしまう危険もあったのです。そんな問題を解決してくれるのが、蓄力式リコイルスターターです。 蓄力式リコイルスターターはリコイルロープを引く力を蓄積することができるため、数回に分けてロープを引けば簡単にエンジンを始動させることができます。 力の弱い方でも軽い力で何回かに分ければてエンジンをスタートさせられますから、無理に力を込める必要が無くわずかな負担で確実にエンジンを始動させられます。 背負い型のようにリコイルロープを引きにくい草刈機でも、数回に分けてロープを引けますから安全にエンジンをスタートさせられます。草刈機本体にかかる負担も小さくなりますから、故障の可能性も低くなります。 |
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弱い力でも草刈機(刈払機)のエンジンを始動させられるように改良されたスターターが、加速式理コイルスターターです。 草刈機(刈払機)のエンジンを始動させるためには、リコイルロープを勢いよく引いてスターターを作動させる必要があります。スターターを引く力が不十分だとエンジンが作動しないため、使用者は力を込めて一気にリコイルロープを引いてエンジンをかけなくてはいけません。 加速式リコイルスターターは、内部にアクセルスプリングと呼ばれるばね部品が組み込まれており、リコイルロープを引くとアクセルスプリングは巻き込まれる形で作用します。 作用する力は使用者がリコイルロープを引く力+アクセルスプリングということになり、使用者の力が弱くてもアクセルスプリングのアシストによって強い力がプラスされてエンジンを始動させることができます。 軽い力でも簡単にエンジンをスタートさせられる加速式リコイルスターターですが、ある程度引く力が無ければエンジンをかけることはできません。ゆっくりリコイルロープを引いてしまうとアクセルスプリングも十分に作用しませんから、ある程度の力を込めてロープを引く必要があります。 最近の草刈機(刈払機)には「弱い力でもエンジン始動」「らくらくスタート」のような形でスターターの軽さをアピールする機種が増えていますが、その多くに加速式リコイルスターターが採用されています。女性や高齢者でも簡単にエンジンをかけられるので、スムーズに作業を開始できます。 |
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引き力らくらくiスタート。共立草刈機特集
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先にもご紹介させて頂いたとおり現在の草刈機(刈払機)のリコイルスターターは良くできていて昔に比べエンジンの始動はかなり行いやすくなりました。ただ、草刈機(刈払機)をはじめて使う初心者の方や女性の方は抵抗を覚えることもある様です。 では、リコイルロープの引き方に注意点はあるのでしょうか? リコイルスターターで草刈機(刈払機)のエンジンを始動させるためには、リコイルロープのスピードがとても重要です。ゆっくりリコイルロープを引いてしまうと燃焼室の圧縮圧力が高まらず、何回やってもエンジンを始動させることはできません。 引く力が弱いと十分にスピードが出ませんから、しっかりと力を込めてリコイルロープを引くようにしましょう。 ただし、力の入れ過ぎには要注意です。あまり勢い良く引きすぎるとロープが切れてしまったり、リコイル自体を破損させてしまうこともありますので注意しましょう。 リコイルロープは最初から最後まで引き続ける必要がありません。リコイルロープをゆっくり引き続けるとだんだん抵抗が強くなりそのまま引き続けると一気に軽くなると思います。この抵抗を感じてから軽くなるまでの短い間をしっかり引けばエンジンは十分始動します。 コツをつかんでしまえば案外あっさりかかりますので皆さんも試してみてはいかがでしょうか? |