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笹を刈る時は

笹刃って？

通常の雑草や植物の葉を刈り取る場合とは違い、笹の葉や枝を刈り取る場合には特殊な形状の刃を用いて作業を行います。
というのは、笹の葉は通常の雑草や植物と違い、非常にしなやかで柔軟な性質を持っており、葉の表面がつるつるとしていて滑りやすい特徴を持っていることから、草刈用の通常の刃では刈り取ることが非常に困難であると言われています。
このため、笹の葉を刈り取る専用の道具として用いられているのが笹刃と呼ばれるタイプの刃物で、刈払機に取り付けるアタッチメントの一種として使用することが可能です。

笹刃が持つ一番の特徴が、通常の刃と違い刃部分全体に独特の丸みを有した形で作られていると点です。
刃部分にこの独特の丸みを持たせることによって、刈払機を動かした際、滑りやすい笹の葉に対してしっかりと刃を当てることができるようになり、理想的な形で笹の葉を刈り取ることができるようになります。
これが、通常の刃を用いると、ただでさえ滑りやすい笹の葉の表面を嘗めるように刃が動いてしまうため、いくら笹の葉に刃を当てても刈り取ることができません。

このため、笹の葉の刈り取り作業を行う場合、笹刃の存在は欠かせません。
最近では、製品に笹刃が付属している刈払機もありますが、笹刃が付属していない場合は、事前に購入しておくと良いでしょう。

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笹刈刃の目立てって？

笹刈刃を刈払機などで活用する上で欠かすことができない行程の一つに、目立てというものがあります。
目立てとは、簡単に言うと刃を研ぐ作業のことを指し、この目立てのやり方によって刃の切れ味や耐久性に大きな違いが表れるため、刈払機を使用する上で非常に重要な行程として認識しておく必要があります。

特に、通常の刃では刈り取りにくい笹を刈り取る目的で独特の形状を持って作られている笹刈刃にとって、この目立て作業を用いた日頃の手入れは大変重要で、目立て作業を怠っていると、切れ味がどんどん落ちてしまうだけでなく、笹の樹液によって刃がこぼれ落ちてしまい耐久性が損なわれてしまう危険性もあります。

目立て作業内容は、決して複雑な作業ではなく至って普通で、通常の研ぎ作業でも使用できる丸ヤスリと、アサリと呼ばれる曲がりを付ける為に使用するアサリ割器を用いて行います。
まず、丸ヤスリを使って笹刈刃の背中部分を削り長さを調整ながら刃を研ぎます。
その後、アサリ割器を用いて、研ぎ終わった刃に対してアサリという独特の曲がりを与えていきます。

このアサリを刃に施す事によって、刃と笹の葉との摩擦を最小限に抑えることができ、より理想的な刈払を行う事ができるようになります。

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ナイロンカッターで笹は刈れないの？

草刈機(刈払機)に取り付けて草刈を行う刈刃については、その耐久性や切断能力から一般的な金属製のチップソーが使用されていますが、例えば、金属製の刃物では危険を伴うようなコンクリート塀であったり鉄柵、石材の多い場所での活動には、ナイロン製のカッターを使用します。

ナイロンコードと呼ばれるナイロン製で紐状の物体を高速回転することで草などを刈り取る事ができるナイロンカッターは、金属製の刈刃と比べ安全性が高いため様々な用途で活用されていますが、笹を刈り取る場合には、ナイロンカッターを使用することができるのかどうかでいうと、一概に使用できる商品がないとは言えませんが、基本的には笹の刈り取り専用の金属刃を使用することが求められます。

その理由として、まずナイロンカッターはあくまでも細く丈の低い切断しやすい雑草を刈り取る目的で開発されているので、笹のような固い植物の刈り取りには適していません。
笹の刈り取りの際には、笹刈刃など専用刃を使用しましょう。