トンネルに使用する農業資材用フィルムにはいくつかの種類がありますがポリエチレンフィルム製のものを農業用ポリエチレンフィルム、略して農ポリと呼称します。 ポリエチレンフィルムには強靭かつ柔軟で様々な形状で使用しても破損しにくいという特徴があり、トンネルのように立体的な形状で使用する農業資材フィルムとしては理想的な素材です。 農業資材用フィルムとしては塩化ビニールやポリオレフインフィルムなどもよく用いられますが、ポリエチレンフィルムはそれらの素材に比べて破れにくく汚れにも強いため、耐久性が要求されるトンネル用フィルムにはピッタリです。 トンネル用として販売されている農ポリには一定間隔ごとにマーキングが施されているものがあります。 このマークはトンネルのフレームを設置する目安となるものであり、マーキングに合わせて骨組みを立てていくと十分な強度を持ったトンネルが完成します。農業用でない普通のポリエチレンフィルムを使用しても問題ありませんが、マーキングが施されていませんからフレームに関しては自分の判断で感覚を決めて設置しなくてはいけません。 トンネルの屋根材に使用するポリエチレンフィルム以外にも、内部の畑に敷設置するマルチング用の農ポリもあります。 |
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透明の農ポリは、主に小型の農業用トンネル材として用いられています。 透明なので日光をよく通し、内部の畑にたっぷりと日光を注ぎたいときに最適の農業資材です。 透明なので畑の状態を簡単に確認できるのもメリットの一つです。 トンネル内の状態をこまめにチェックできますから作物の異常をいち早く察知できますし、水分量も畑の様子を見ながら微調整して与えることができます。 農ポリに使用されているポリエチレンフィルムにはゴムのような弾力があり、薄くてもなかなか破れない強靭な素材です。 農業資材は屋外で使用するため強い日差しや風雨にさらされることになりますが、高い耐久力を誇るポリエチレンフィルムなら環境変化をものともせず変質や破損の心配はいりません。 農業用のポリエチレンフィルムには特殊な加工がされた高機能タイプの透明の農ポリも存在します。 部童謡やサクランボ用のフィルムは長期間の使用を前提に耐候性が強化されており、強い雨からしっかりと作物をガードしてくれる優れた農業資材です。 マルチング栽培にも透明のポリエチレンフィルムが大活躍します。日光を遮らないという透明ポリエチレンフィルムの最大の機能を生かしつつ、地面をしっかりと覆って作物の生育を助けます。 |
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農ポリには一般タイプと梨地タイプの二種類が存在します。 梨地とはポリエチレンフィルムの表面が果物のなしのように加工されたタイプの農ポリで、ざらざらとした質感が特徴です。 農業資材としての梨地フィルムの一番のメリットは、日光を拡散する性質を有しているためトンネルやハウスの屋根材に使用すると全体に柔らかい光を行き渡らせることができる点にあります。 日光の調整というのは非常に難しい作業ですが、梨地フィルムで作物を覆うことで簡単かつ低コストで日光量を著精することができます。 光が拡散されて降り注ぐことで急激な温度上昇や温度ムラが発生せず、作物自体の影による生育阻害もないので全体を均一の環境に整えたうえで作物を育てることができます。熱や温度変化に弱い作物を育るときは梨地フィルムが大活躍します。 透明タイプと違い梨地は表面加工がされているので半透明です。 ハウスの側壁材として使用するとハウス内部が見えなくなり、目隠しとしてプライバシーを確保したい時にも便利です。 最新の梨地フィルムには、紫外線カット機能が高められたUVカットタイプのものがあります。 農業資材として使用する場合、UVカット機能付きフィルムを用いることで害虫の発生や作物に発生するカビを抑制する効果が期待できます。 ただし、UVカット効果は永続的に続くものではありません。農業資材としてUVカット農ポリを使用するのなら、硬化が失われる前に定期的に交換する必要があります。 |
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