農業資材として利用度の高い防草シートですが、草を生えさせたくない場所にただ防草シートを置いただけではほとんど意味がありません。 防草シートは紫外線を通さなくし雑草の生育を阻むことが出来る農業資材ですが、シート自体はそれほど重い物ではありませんしそのままの状態だと風などでめくれあがってしまったり、月日が経つにつれてシート自体が浮き上がってしまう恐れがあります。 それを防止するために必要となるのがアンカーピンと呼ばれる農業資材となります。アンカーピンは防草シートを地面に固定するために打ち込むアンカーの役割をする農業資材で、L字型のものとコの字型の形状をしたものがあります。 これを一定間隔で打ち込むことで、地面に防草シートを固定、シートの浮き上がりや捲れを防ぐことが可能になります。 特に斜面への防草シートの利用にはアンカーピンが欠かせない物となりますし、シートを固定することで安定した防草効果が期待できるとも言えます。シートを固定することで破断や破れ防止にも効果を発揮してくれます。 アンカーピンには大きさがありますので、シートの幅などに応じてアンカーピンの種類を選んで使えば、シートの固定も容易になると思います。L字型のアンカーピンは地盤が固い場所での使用に適していますし、コの字型のものは柔らかい土壌などに使用がお勧めとなりますから、土壌の状態に応じて使い分けをすると良いでしょう。 |
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防草シートを固定する農業資材にアンカーピンがありますが、このアンカーピンをそのまま防草シートに打ち込んだ場合、打ち込んだ場所から破れが生じてしまう場合があります。 これはアンカーピンがL字やコの字型の金属などで作られているため、シートを押さえる部分が細いためにそこに力が集中してしまうからです。 それとアンカーピンのみで防草シートを固定した場合、押さえる面積が狭いためピン自体が緩んできてしまい、せっかくアンカーを打ち込んでもシートにばたつきが発生してしまう原因にもなります。 それを防止するために必要なのがワッシャと呼ばれる円形状の押さえ資材となります。ワッシャは直径8センチ程度のものが標準的で、ワッシャを置いた上からアンカーピンを打ち込むことで、防草シートをしっかりと地面に固定することが可能になります。 ワッシャを使用して防草シートを固定した場合には、アンカーピンのみの場合と比べシートの固定が安定しますし、円形状に抑える力が発生するため破れやばたつきを防止することもできます。 アンカーピンとワッシャは基本的にセットで使用するのが望ましいですから、農業資材を購入するときにはアンカーピンに合ったワッシャを用意するとよいでしょう。 |
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防草シートを固定する場合に、アンカーピンとワッシャという農業資材が必要になるのですが、これ以外にも必要となるものがあります。 必ず必要となるのがアンカーを打ち込むためのハンマーです。 これは使用するアンカーや土壌の状態に応じてハンマーを数種類用意する必要があります。柔らかい場所であれば小型のハンマーでOKですが、硬い土壌の場合L字型の長いアンカーピンを打ち込むことになりますから、大型のハンマーが必須となります。 防草シートの上に砂利をひく場合には、シートを固定するのではなく仮止めすることとなります。その場合にはコの字やL字型のアンカーピンではなく、仮止め用のプラスチックアンカーを利用することが多くなります。これは防草シートの上に砂利を敷き詰める場合のみ使用するアンカーで、プラスチック製の短いものがほとんどです。もちろん砂利を敷き詰める場合以外にも、とりあえず防草シートを置いて飛ばないようにする場合にもプラスチック製のアンカーを使用することもあります。 このようにアンカーやワッシャといった農業資材以外にも、ハンマーや仮止め用アンカーといった農業資材も必要となる場合が多いですから、施工前に準備をしておくと良いでしょう。 |
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