防草シートには水を通す透水性のあるタイプとまったく水を通さない不透水性のタイプの2種類があります。 それぞれ使用するのに記した場面は異なりますから、防草シートの設置場所や目的に合わせてふさわしいタイプを選択してください。 透水性が必要になるのは、シートを設置する場所に傾斜が無いような場面です。 傾斜の無い地面に不透水のシートを敷いてしまうと雨が降った時に水が溜まってしまいます。傾斜があれば不透水のシートの上にたまった水も流れていくのですが、傾斜が無ければ水はいつまでもたまったままになってしまいます。 注意しなければいけないのが、もともと水はけの悪い土地に透水性のシートを敷いても水はけが改善するわけではないという点です。 防草シートは雑草の伸びを抑えるための農業資材であり、水はけ改善のための農業資材ではありません。 土壌そのものの性質を変えることはできませんので、もともと水はけの悪い地面に透水性のシートを敷いたとしても水は地面に染みこんでい数たまったままになってしまいます。 雑草の生育を防ぎつつ樹木を育てたいときなどにも便利な農業資材として透水性のシートが用いられます。雑草の伸びを抑えたいからといって不透水製のシートで地面に染みこむ水を防ぎ過ぎてしまうと、樹木の生育に必要な水分まで不足してしまい生育を妨げてしまいます。 雑草以外の植物がある場所に敷くのであれば、必要な水を通す透水性のシートを選びましょう。 |
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防草シートは使用されている素材や素材の密度によって通気性に大きな差があります。通気性の高いものは十分な空気を地面に通し、通気性の低いものは不要な空気の侵入をしっかりと防いでくれます。 雑草を防ぐための農業資材としてのみに防草シートを使用するのであれば、通気性の低いシートがむいています。 空気を通さないことで雑草の成長に必要な二酸化炭素がシートの下に供給されるのを防ぎ、雑草の生育をしっかり防止してくれます。 防水性と通気性の高いシートを設置すれば雑草の生育をがっちりガードしてくれますから、雑草を含む植物を成育させたくない砂利下などに敷くときは通気性の低いシートを選びましょう。 反対にシートの通気性が必要な場面とは、雑草以外の植物がある時です。 庭木や果樹などは育てたいけれど雑草は防ぎたいケースでは、通気性が低すぎるシートを敷いてしまうと空気の供給量が不足してしまい雑草だけでなく育てたい果樹や庭木の生育まで疎外されてしまいます。 通気性の高いシートを用いれば雑草を防ぎつつ果樹や庭木の生育に必要な空気を供給できる理想的な農業資材として効果を発揮してくれます。 地面の砂漠化を防ぎたい時にも通気性の高いシートが必要です。シートで空気が遮断されてしまうと、地面そのものが空気不足で乾燥してしまい乾いた砂漠上の土壌になってしまいます。農業資材で大切な土地を痩せさせてしまっては一大事ですから、土地を保護して砂漠化を防止したいときはある程度通気性が確保できる防草シートを設置してください。 |
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防草シートは色々な場面で用いられる農業資材です。 砂利下や農道など雑草の生育を防ぎたい場所には必ずといっていいほどシートを設置してから路面の工事が行われていますし、庭園など見た目を重視する場所にシートを設置すれば余計な雑草で景観が損なわれてしまうことを防げます。特に屋上庭園など土の量が限られている場所では、シートでしっかり雑草を防ぐことで庭木の栄養を十分に確保することが可能です。 い色々な場面で活躍する防草シートですが、果樹園にも欠かせない農業資材です。果樹園では果樹の生育が一番重要ですが、地面に雑草が生えてしまうと果樹に行くはずの土壌の養分や水分が雑草に吸収されてしまい、健全な生育が阻害されてしまいます。 人力で除草すると労力がかかってしまいますし、薬品の使用量を減らすためにはむやみに除草剤を使用することもできません。 果樹園で防草シートを使用すれば、不要な雑草をしっかりと防ぐことができます。畑と違い果樹園では育てている植物が背の高い果樹ですから、シートがかぶってしまう心配もいりません。 果樹の足元の厄介な雑草の成長だけを押さえますから、十分な栄養が果樹に回り健康でおいしい果物が収穫できます。 果樹園でシートを使う場合、透水性と通気性に注意が必要です。不透水で通気性の低いシートを設置してしまうと、果樹に必要な水分や空気まで遮断されてしまい生育を阻害してしまいます。 水と空気を十分に通し日光を遮断してくれるタイプのシートを設置し、雑草の光合成を妨害する方法で生育を抑えるのが正しい農業資材の使用方法です。 |
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