防草シートは他の農業資材と同様に、ただ農業資材として役に立つというだけではなく、機能と使いやすさの両方を兼ね備えた製品となるよう開発が進められています。 特別な性質をもちつつも、個人でも手軽に扱えるよう、あえて基本的な作りは普通のビニール製などのシートと変わりなく作られているのです。 特殊な工具を使用しなくても、家庭にあるはさみやカッターでシートを切断するのが可能であるということからも、それはわかります。 しかし加工しやすいがために、防草シートは特に破れやすくもあります。 人や車がシートの上を直接行き来すれば、摩擦によって摩耗しますし、強い風に吹かれれば固定しているところから引きちぎれ破損につながります。 そういったことを防ぐためには、防草シートをしっかりと固定して、上から砂利などの重しを乗せるのが有効です。常にさらされた状態にあるシートというのは、どうしても外的要因に弱くなりますので、その上を覆うように重しをのせて、シートの固定と同時に露出している部分を減らすことで、風や摩擦での破損を防ぐことができるでしょう。 とはいえ砂利を敷いたからといって、全ての衝撃がゼロにはなりません。 その上を車で何度も行き来したりと、大きな力をかけてしまえばシートは耐え切れず破れてしまうので注意です。 |
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防草シートが破れた場合、それがごく小規模な範囲でのものなら、農業資材を扱うお店で購入できる補修用のテープを使用するのがおすすめです。 破れてしまった部分に上から直接テープを張り付けてしまえば、破損を簡単に塞いでしまうことができます。 ただしテープの付きが甘いと、一時的に修復することはできてもすぐに取れてしまうということにもなりますので、ぴったりとシートに接着できるように表面の土やほこり、水分を拭きとってから利用するようにしてください。端の方からゆっくり空気を抜くように下ろしていくと、シートが弛んだりせずテープを水平に貼れます。 破れの規模が大きく、テープで修復するには広すぎるという場合には、破れた部分を切り取ってしまって、新しく用意した防草シートを被せて敷くとよいでしょう。 元から設置してあるシートと新しいシートが重なる部分を作って、隙間を作らないように固定してください。 防草シートは農業資材としての耐年数を超えると、よりもろく破れやすくなります。 破れの範囲次第では、継ぎ接ぎのシートを用意するよりは、一から新しいシートを敷いた方が効率的なのではと感じるときもあるでしょう。そんなときは思い切って、残ったシートを処分してシートの張替えを行ってしまいましょう。 |
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車や人の往来があった、下から植物が生えてきた、イノシシやモグラなどに荒らされたなど、直接的な刺激が原因で防草シートが破損したという場合は、破れた部分を塞げばとりあえずその先も使用を続けることができます。 ついでに徹底した監視で破れに至った原因を取り除ければ、重ねて修理を行うこともなく、シートの効果は継続していくでしょう。 しかし破損に直接的な原因が見えないという時には、それは農業資材としてのシート自体の寿命が来ている可能性が考えられます。 メーカーが表示している、耐用年数を超えてしまっている場合は特に消耗は顕著に見られるでしょう。 薄くなって些細な刺激で破れるようになった防草シートは、もはや限界に近い状況にあります。 一か所の修復を行っても,次から次へと破損が見られるようになるのは必須で、そのまま使い続けるのは難しい状態です。単純な破損ではなく劣化による破損が起こった時、それがシート交換のタイミングだといえるでしょう。 寿命を迎えたシートは、破れ以外にも問題を抱えるようになります。紫外線カットの能力が落ちれば、農業資材である存在価値を発揮できなくなります。 雑草の繁茂が進んでしまう前に、タイミングを逃さす交換してしまうのが賢明です。 |
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