防虫ネットは栽培している果実などの農作物を害虫から防護してくれるものの、台風などの災害によって吹き飛ばされてしまい、場合によっては農作物が根こそぎなぎ倒されてしまう等の被害につながる場合もあります。 台風による被害が多い地域では、テントを張るような一般的な設置方法では無く、強風緩和と良好な通気性を兼ね揃えた太糸を使った大型防虫ネットをサイド張り、全面張り、平張りで設置する事により、台風の被害を防止しています。 野菜や果樹などを栽培している場合は、台風によって連続的に倒されてしまい、全滅する恐れもあるため、防風ネットを周辺に設置し、豪雨の際に速やかに排水処理が出来るように、排水溝の新規設置や構内清掃をあらかじめ行っておきましょう。 まだ植えて間もない幼木などは簡単に倒れてしまうため、支柱をきちんと立てて固定し、倒木を未然に防ぎます。一般家庭の庭などにある小さい菜園などの場合でも、防虫ネットが強風で飛ばされないように、防虫ネットの脇部分を土に埋めた上で固定しておくといいでしょう。 台風が通りすぎた後は、栽培場所から速やかに排水処理を行って、適正な水分を保たなければ、すぐに腐ってしまうため注意が必要です。 |
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防虫ネットはその時々の使用環境などによって耐用年数も変化していきますが、基本的に寒冷紗などよりも耐用年数は長く、3年〜5年以上とされています。 ただし、台風や大雨などの自然災害が多い地域になってくると、その耐用年数はどうしても通常に比べて低くなってしまい、耐久性も劣化してしまいます。そういった地域の場合は、太糸を用いたタイプを使用したり、防風ネットなども合わせて準備しておく必要があります。 防虫ネットはトンネル支柱がある分、寒冷紗よりは耐久性は高いとはいえ、こういった災害に関してはしっかりとした対策をしなければなりません。 また、防虫ネットは縫い目の隙間が大きければ大きい程、耐久性が落ちますが、その分強化糸などで耐久性の低下を防ぎ、通気性と高耐久性を実現したタイプや、より細い糸で1mm目合する事によって、従来より30%以上も軽量化に成功し、耐久性を落とさないまま、重量を軽くしたタイプなども開発されています。 近年では、ポリエチレン製細糸を採用したものが大きな人気となっており、これを3本織り込む事によって、軽い、丈夫、通気性が良いという特徴を持った防虫ネットが高い評価を得ています。 こういった新式のタイプになってきますと、耐用年数も従来より数年上がり、耐久性も格段に上がるでしょう。 |
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支柱は防虫ネットや杭などと一緒にセットで販売されているケースが多いです。 支柱は防虫ネットのトンネルを作るためには欠かせない存在であり、これのおかげで防虫ネットの耐久性とバランスを維持しているといっても良いでしょう。 それだけに、支柱の差し込み方法を間違えると、防虫ネットがアンバランスな形状になって、耐久性にも影響が出てきます。 支柱を設置するためには、まず杭を防虫ネットを張る周辺に打ち込みます。 杭が地面にきちんと固定されるために、畝の端の中間部分に打ち込み、反対側も同じように行いましょう。 ここで、本題である支柱を設置するのですが、注意しなければならないのは、支柱の間隔は1m程空けておくという点です。 間隔は広すぎたり狭すぎたりすると、防虫ネットのバランスにも影響が出てしまうからです。 支柱の一方を15cm〜20cmの深さで地面に差し込み、もう一方の支柱はアーチ状になるように差し込みましょう。 この際、一番端に差し込む支柱は垂直では無く、斜めに差し込むようにし、各支柱に力が均等に加わるようにします。 支柱の差し込む位置や差し込まれた深さなどが適当かどうかが、防虫ネットを綺麗に張れるかどうかの分かれ目になりますので、この点は十分注意しましょう。 |
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