農業資材として防虫ネットを使用する場合、重要なことは必ず目的にあったネットを選ぶと言うことです。 一口に農業資材の防虫ネットといえども、多くの種類があります。メーカーや素材によっても作りたい作物に適するものかどうかは変わりますので、よくよく調べてから購入するようにしましょう。 モンシロチョウなど蝶も作物にとっては害虫になりえます。葉に卵を産み付けるため、卵からかえったアオムシが葉を食い散らかしてしまうからです。 ダイコンやブロッコリーなどのアブラナ科の作物にはモンシロチョウが卵を植え付けやすいため、防虫ネットで近づけないようにしなければなりません。 モンシロチョウが卵を産むのは暖かい時期ですので、少なくとも春〜秋にかけてはネットを利用しましょう。 蝶避けにネットを設置する場合、目合いとしては0.6mm程度のものを使うことが多いようです。親となる蝶の侵入を防ぐことができればおおよそ幼虫の被害を受けることはありませんので、蝶避けに力を入れることが必要です。 ただし逆に言えば、親となる蝶のいない時期はネットをかける必要もないため、生育時期を調整できる作物は、10月以降に葉が成長するようにすると良いのではないでしょうか。 |
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農業資材としての用途が一般的な防虫ネットですが、渓流釣りなどで人間が使い虫よけにするためにも使われることがあります。 特にスズメバチなどの虫は被害が大きくなることが多いため、必ずネットを使用しましょう。 渓流釣りの場合、帽子と一体になった形のネットを使用することが推奨されています。というのはもちろん、顔に害虫が寄ってくるのを避けるためです。身体は洋服や手袋等で保護することができますが、顔を守るためには必ずネットが必要なのです。ネットの色を黒にすると視界を邪魔することもないはずですよ。 本来の用途である農業資材としても、ネットはスズメバチ避けとして使われることがあります。 それは特にミツバチなどのハチに受粉をさせて作物を生産するという形で農業を行っている場合に多いようです。スズメバチはミツバチの天敵と言える存在ですので、ミツバチだけをハウス内に残したい場合などに防虫ネットを使います。この場合、ネットの目愛は0.6mm程度とすることが多くなっています。 どちらの用途で用いる場合も、目的に沿った形でネットを用意することがその効果を十分に発揮するためには重要なことです。 わからない場合は店員さんに尋ねたり自分でしっかりと確認してから購入するようにしましょう。 |
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農業資材として、害虫から作物を守る役割を持っている防虫ネットですが、その効果を最大限に得るためには、作物や避けたい害虫に合わせたネットを使うことに加えて、使い方にも工夫する必要があります。 特に葉物野菜には寄ってくる害虫も多いため、時期によってネットを変えるといった細かな工夫も必要です。 さらに農業資材として防虫ネットを使っている人の間で問題になりやすいのが、ナメクジの被害ではないでしょうか。 残念ながら普通の使い方をしていては、ナメクジの害を予防することは難しいようです。 基本的にはナメクジに対しては、防虫ネットを使うよりも薬剤の散布や見つけたときに駆除するといった物理的な対策の方が有効だと言えそうです。 しかし四六時中畑を見張っているわけにもいかないわけですから、どうにかネットでも侵入を防ぎたいですよね。 ナメクジの被害を避けるためにはネットの使い方に工夫が必要です。 単に広範囲にわたって上からネットをかけるだけでは、土から侵入してくるナメクジには効果がありません。 どうしても侵入されたくないのなら、ひとつひとつの苗をきっちりと支柱で囲み、そこにしっかりと巻きつけるようにネットを張り、ネットの下は土にがっちりと埋めてしまうことで、ある程度ナメクジの侵入は防げるようです。 |
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