防虫ネットは農業資材として使われることの多い道具です。その用途は主に農作物に害虫がつかないようにするというものです。 この防虫ネットと非常に見た目が良く似た農業資材のひとつに、寒冷紗があります。どちらも細い糸のような素材が網の目のようになっているため、その用途の違いについてよく分かっていない人も多いようです。 といっても、防虫ネットと寒冷紗の用途は一部重なる部分があります。寒冷紗が防虫の役割も持っているということです。 しかし寒冷紗の役割というのはそれだけではありません。防寒や防虫に加えて、遮光効果も持っているのです。それではどんなときでも寒冷紗を使えば良いと考えるかもしれません。 しかしそれは間違いだと言えます。寒冷紗の遮光効果により、一部の作物や生育時期によっては日光不足により生育不良を起こしてしまう可能性があるからです。 寒さに強い作物ならば、防寒機能も必要ありませんよね。様々な効果を持つ資材を使えば良いというものではなく、作物の特性や生育時期に合わせて選ぶことが重要だと言うことです。 このような効果の違いに加えて、目は荒めだけれども耐用年数が長く、素材にはポリエステル等が使われているのが寒冷紗、目が均一でポリエチレン等の素材でできているのが防虫ネットと覚えておけば良いのではないでしょうか。 |
|
防虫ネットのご購入はコチラ! |
農業資材としてよく知られている防虫ネットですが、よく比較されるもののひとつに不織布があります。 同じく農業資材として使われることも多い不織布ですが、この二つは外見がよく似ていることもあって、混同されていることも多いようです。それではこの二つの違いとはどのようなところなのでしょうか。 まず外観からすると、防虫ネットは格子状の網であり、不織布は織らずに繊維を水圧等でからませた布です。 このような見た目の問題だけではなく、その用途にも違いがあります。しかし共通している点もあり、それは害虫を避ける効果があるということです。特に防虫ネットは虫よけに特化したものです。またこちらのネットの方は、風通しがよく上からそのまま水をかけることができるので、水やりが簡単だという特徴があります。 一方で不織布は、防虫効果に加えて、乾燥防止や鳥よけ、そして保温効果があるという点が特徴的です。 遮光性も高いことが多いため、日光避けにも使われています。 つまり不織布でも防虫ネットと同様に虫よけの効果がありますが、保温性が高いことから作物に高温障害が起こる可能性がありますので、涼しい時期にしか使えません。使える時期が限られる資材だと考えておけば良いのではないでしょうか。 |
|
防虫ネットのご購入はコチラ! |
防虫ネットと防風ネットは、共に農業資材の一種です。どちらもネット状になっていて、それぞれ害虫避けと風避けとして使われています。 また、防虫ネットは防風ネットの代用品として使うこともできる便利な農業資材として有名です。 それではこの二つのネットにはどのような違いがあるのでしょうか。 それぞれの用途としては、前述した通りです。作物を食い荒らしたり病気にさせりする害虫を寄せ付けないようにしたり、強い風で作物の茎や葉が折れてしまったり、実が落ちるのを防ぐことができます。 外観上の特徴としては、まず防風ネットは、網の糸の間隔がおよそ4mm程度のものが多くなっています。 この目を細かくしていくとネットというよりは布に近い状態になっていくわけですが、あまりに細かい目になってしまうと、実際に強風が吹いたとき、ネット自体やその支柱に強すぎる負荷がかかってしまい、壊れたり飛ばされたりしてしまうのです。そこで目を大きめに作り、風の強さを弱めつつも風がネット内を通りやすくしているということです。 防虫ネットの場合、目合いは0.4mm程度のものからありますので、ものによっては防風ネットには向かないということですね。虫の種類によっては大き目の目合いのものを使うことができますので、そういった場合には防風効果も持たせることができると考えられるでしょう。 |
|
防虫ネットのご購入はコチラ! |