農業用ビニールは野菜などを育てるために必要不可欠な農業資材です。農業用ビニールにはビニールパイプハウス用の農ビやトンネル用の農ビなど様々な種類が存在しているため、価格もそれによって大きくおとなります。 ビニールの厚みなどでも価格が違うため、どの価格が一般的な価格なのかは決められませんが、パイプハウス用の農ビの価格で説明をしてみましょう。 パイプハウス用の農ビは、幅も長さも農ビのなかでは最大級のものだと言えます。通常100メートル単位での販売が一般的で、厚さ0.05ミリ幅135センチの薄手の農ビ100メートルの場合だと価格は6000円〜8000円程度が一般的です。 1メートルの価格に直せば60円〜80円程度といった所でしょう。0.05ミリはこの価格ですが、厚手になればそれだけ価格も上昇することになります。0.1ミリ135センチの場合、価格は12000円〜15000円程度になりますから、厚さが倍になれば価格も倍になると考えれば計算しやすいかもしれません。もちろん材質や加工などにより価格は大きく変わりますから、あくまでも加工無しの農業用ポリオレフィンや塩ビを使ったものの標準的な価格だと考えてください。 トンネル用の農ビの場合も厚さと長さで価格が異なりますが、基本的には一般用の農ビとそれほど価格差は無いようです。一般用の農ビをトンネルに使用することも出来ますから、無理にトンネル用を購入するよりは一般用を購入して併用したほうが良いと思います。 |
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農業用ビニールを生産しているメーカーは数多くありますが、その中でも圧倒的なシェアを占めているのは三菱樹脂というメーカーになります。 元々三菱樹脂は農業用ビニールを開発・生産していた三菱化学エムケーブイと三菱樹脂、三菱化学ポリエステルフィルム、三菱化学産資、三菱化学エムケーブイ、三菱化学が合併してできた会社ですので、農業用ビニールだけでなく炭素繊維やアルミニウム合金なども事業展開をしている会社となっています。 三菱エムケーブイ時代から農業用ビニールには定評があり、高性能フィルムといえば三菱エムケーブイと言われるほど利用者が多かったと言われています。 農業用ビニールの販売に関しては三菱樹脂アグリドリーム株式会社として販売を行っているため、店頭に並んでいる商品はアグリドリーム社の商標となっています。 用途や種類によってはみかど化工株式会社製のものも取り扱いを行っています。 農業用ビニールの種類に関しては、トンネル用、パイプハウス外張り用、内張り用、機能性農ビなど、様々な種類のものを取り揃えているため、欲しい資材が確実に見つかるため、農業従事者からの信頼も厚いメーカーです。 農業で使用するビニール類はほぼ100%三菱樹脂で揃うと言っても良いでしょう。 |
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農業用ビニールを購入する場合、資材を販売しているお店に行って購入するのが最も一般的な購入方法でしょう。しかし店舗まで行く時間や購入した農業用ビニールを運ぶ手間が必ず必要になるため、農業用ビニールの購入は意外と手間がかかる場合が多いと言われています。100メートル単位のビニールともなると、重さも非常に重いため運ぶだけでも一苦労です。 そこで最近注目されているのが農業用ビニールなどの資材の通信販売です。通信販売の場合、自宅のパソコンなどから発注できますし、資材も直接自宅まで届けてもらえますから運搬などの手間を省くことが可能になります。価格に関しても、店舗で購入するよりも安い場合が多いため、経費削減にも一役買ってくれるのが通信販売のメリットだと言えます。 しかし便利で安価に利用できる通信販売にもデメリットは存在しており、最も大きなデメリットは商品そのものをその目で確かめることが出来ないため、注文して届いた商品が想像していたモノと違うとか、商品が届いた時点で破損していた場合などに交換がすぐに出来ないといったことが起きる可能性があります。店舗の場合は不良品だと分かればすぐに交換に応じてくれますが、通信販売の場合はその日のうちに交換などはまずできませんし、送り返す送料を負担しなければいけない場合もあります。 ですから通信販売を利用する場合には、いつも利用しているメーカーの農ビや資材を購入する場合に利用するとか、お店で商品を見たうえで通信販売で購入をするといった使い方をしたほうが失敗が無いと言えるのではないでしょうか。使い方次第で通信販売は便利に利用できますから、用途を考えての利用をお勧めします。 |
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