農業資材の一種として幅広く活用されているビニールハウスには、防風や太陽光の拡散、温度の保持など様々な目的に応じた農ビを装着して実際に使用するのが一般的ですが、このビニールハウスに装着する農ビには、目的や効果に応じた様々なタイプの物が販売されており、利用する事ができます。 その中でも、特に取り扱いやすさなどに優れた製品として活用されているのが、梨地と呼ばれる生地です。梨地とはナシジと呼び、ビニールの表面組織に故意に微細なキズをまんべんなく施した生地のことで、この微細なキズによって、ビニールハウスを照らす太陽光を様々な方向に拡散させる効果が期待できます。 太陽光を拡散させることができるので、ビニールハウス内のほぼ全ての場所にまんべんなく太陽光を行き渡らせることができるので、より効果的な形で農作物に光合成を促す効果が期待できます。 また、ビニール素材自体が非常に薄く丈夫な物で作られているので、軽くて表面がサラサラとした肌触りになっていて、取り扱いがしやすいというメリットがあります。 特に、ほうれん草や小松菜など葉物の緑黄色野菜を育てる際に最も適した優れた農業資材として、様々な場面で活用されている農ビです。 |
|
農ビに関するページはこちら! |
ビニールハウスに取り付ける農業資材の1つ、農業用ビニールの中には、ムテキという名称を持つ製品が活用されている場合があります。 ムテキとは、通常の農ビとは違って非常に破れにくく強度が強いビニールで、一般的な農ビの耐用年数が3年から5年と言われているのに対して、ムテキの場合、平均して約10年以上は連続して使用することができるという、非常に耐久度に優れたビニールの一種です。 また、強度が強いながらも通常のビニールと同じだけの保温効果が保たれている上、通常のビニールだと、使用初期は透明性が保たれている一方で、使用し続ける毎に透明度が低下してしまいますが、ムテキの場合、初期の透明性が連続使用後も継続して保たれているので、太陽光の拡散効果や透過性能が低下しないというメリットがあります。 また、ビニール自体の素材がより強固で軽量化が図られた素材を用いているので、通常のビニールよりも更に軽量で取り扱いがしやすく、また、破れにくいという特性を併せ持っていることから、農業資材であるビニールハウスの骨組みに装着する際にも取り付けしやすいというメリットがあります。 反面、90度以上の高熱にはあまり強くなく、また、硫黄系の農薬が付着することによって劣化が促進されるというデメリットがあるため、使用時には注意が必要です。 |
|
農POに関するページはこちら! |
主に、露地栽培やハウス栽培が適している農作物を作る場合に最も適している農ビの1つが、スカイコートです。 元々は、農業用としてではなく内張用のカーテンの素材として開発された物で、優れた保湿効果を持っているほか、太陽光を素直な形でビニールハウス内に通すことができる効果を持った農業資材です。 ですから、主に葉物野菜やトマトなど、太陽光の量を限界まで必要とするような作物を育てる場合に最も適している農ビとなっている他、保湿性が高いため、湿度が必要な農作物を作る場合にも適しています。 また、通常のビニールとは違い、1層構造では無くて3層以上の多重構造となっている為、多少の引っかかりやキズなどでは破れにくく耐久性が高いという点も長所として活かされています。 スカイコートの中には、表面に小さな穴を複数設けた有孔タイプの物も販売されていて、これらを使用することによって、雨天時の水たまり現象を防ぐことができる他、最適な形でビニールハウス内に水分を補う効果も期待できます。 更に、取り扱い面での性能にも優れていて、通常のビニールにありがちなべたつきが一切無く、また高温にも強いため、収納や農ビの開閉時の負担を最小限に抑える効果も獲得できる優れた農業資材です。 |
|
内張りPVAに関するページはこちら! |