ビニールハウスを利用するうえで最も重要なポイントの一つが、内部の温度管理です。 そもそもなぜ農業資材としてビニールを用いるのか。 それは季節や天候を問わず一定の温度環境で農業を行うために他なりません。せっかくビニールで覆って温度が管理できる環境を構築しているのに、肝心の管理体制がおざなりでは良質の作物を育てる事など不可能です。栽培する作物に合わせた最適な環境を保つためには、内部の温度をチェックするための農業資材である温度計が必要不可欠です。 温度計と一口に言っても種類は様々です。昔から使用されているシンプルな水銀のU字管タイプ、サーモを利用したデジタルタイプ、最高最低気温が記録できるタイプなどいろいろな温度計が選択肢として候補に挙がります。 生育の記録をつけるなら、最高最低気温が記録できるタイプがオススメです。栽培ノートに記録をつけるときに重要な情報として役立ちますし、温度と生育の関係を調べるための道具として大活躍します。 ハウスの内外の温度をチェックしたいときは、内外記録機能付きのデジタルタイプを選択しましょう。内外の気温差を一台の温度計でチェックできるので大変便利です。 ハウス内部の環境をより適正に管理したいなら、湿度計付きの温度計がオススメです。 湿度は温度と並んでとても重要な情報ですから、湿度計付きの温度計を利用すればより細かい環境管理が可能になります。 |
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ビニールハウスを利用して植物を育てる場合、換気は非常に重要な作業です。 閉ざされた空間であるビニール内部は、適正な換気を行わないと空気がこもってしまい、植物にとって良い環境を保つことができません。 植物の生育に良い温度や湿度を保つためには、換気をして空気を入れ替えて環境を調節する必要があります。 そこで役立つのが換気装置です。農業資材としての換気装置は、作物を高温障害や多湿障害から守るために必要不可欠な装置です。ハウスの換気に使用する農業資材としては農事用換気扇や妻面・天井換気装置、サイド換気装置などの農業資材があります。 農事用換気扇は、モーターの力で換気扇を駆動させて空気の入れ替えを行うための装置です。 キッチンに設置されている換気扇と同じ役割を果たす装置ですが、短時間で効率的に換気ができるというメリットがあります。その代わり電気が必要になるため、設置場所が限定されるというデメリットがあります。 妻面・天井換気装置やサイド換気装置は、ビニールの一部分を開けて換気を行うための装置です。換気扇のように動力を使って換気を行うわけではないので換気効率は劣りますが、動力を必要としないので設置場所が限定されず、どこにでも設置可能で既存のハウスに後から設置することも可能です。 |
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ハウス資材の巻き上げ機とは、ビニールハウスのサイド部分のビニールを巻き上げて換気を行うための農業資材です。 通称「くるくる」と呼ばれる巻き上げ機は、正式にはハウスサイド換気装置という名称です。その名の通りサイドの換気に使用する装置で、側面からの喚起を行うことで作物を高温や多湿から守り、ビニール内の環境をコントロールします。 人力でビニールを巻き上げるタイプのほかにもモーターを利用して巻き上げを行う電動タイプもあります。電度タイプには時間指定で自動的に巻き上げ作業ができるものもあり、作業負担軽減に大いに役立ちます。 再度のビニールを巻き上げることで効率的に換気をすることができますが、サイドのビニールを巻き上げてがら空きにしてしまうと害虫の侵入や強風による作物へのダメージといった問題も発生してしまいます。そういった問題を防ぐには、防虫ネットや防風ネットなどの農業資材が併用できるタイプの巻き上げ機を使用してください。 巻き上げ機を利用して作物の生育環境を守るためには、こまめな温度管理が重要です。内部の温度や湿度を定期的にチェックし、温度が高くなり過ぎているようならサイドを巻き上げ、外気を取り入れて内部温度を下げるようにしましょう。必要以上に外気を取り入れてしまうと温度が下がりすぎてしまい、かえって作物に悪影響を及ぼします。 |
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