※2015/09/18更新
No.019 アルスってどんなメーカー?
こんにちは。アグリズWeb担当です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
「メーカー営業さんに聞きました!」のコーナーはアルスさんをお招きして、お話しを伺いたいと思います!
それでは今回もお付き合いのほど、よろしくお願い致します!
アルスってどんなメーカー??
みなさん こんにちは!アルスコーポレーションの営業さんをお招きしました〜! |
こんにちは。よろしくお願いします。 |
こちらこそよろしくお願いします!
アルスさんは、包丁で有名な大阪府堺市に本社がおありなんですよね? |
ええ。そうです。刃物の中でも、弊社は特に鋏と鋸に注力し、製造しています。
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アルスさん、じつは大変歴史が古い会社なんですよね?
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はい。明治9年の創業です。 現社長の曽祖父であられる滝川氏が「田葉粉包丁」の製造を開始しました。 ハサミの製造は、昭和29年から始まりました。 赤い柄の剪定バサミは、アルスのトレードマークでもあります。 |
アルスさんのイメージカラーが赤ですよね。あのワニのキャラクターも印象に残ります。
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ありがとうございます。
その後採果鋏、ぶどう鋏と着々と鋏の種類が増え、ノコギリの種類も増えました。 培われたアルスの技術とポリシーをご紹介させていただきます。 |
アルスのテクノロジーポリシー
鋼材メーカーと共同で、アルスの刃物にふさわしい鋼材の開発を推進し、
折れず、曲がらず、硬くて靭性のある鋼をめざして、熱処理炉メーカーと共同で専用炉を設計。 アルスは、名人が行う焼入れ(熱処理)工程を数値化し、鋼材と熱処理の自動化により、安定した高品質の鋼に仕上げています。 |
製造方法の研究と製造機械の開発も行っていらっしゃる、ということですね。 |
その通りです。職人の技術を数値化・機械化することで、刃の形状・角度を適確に再現することが可能になり、 高い品質で量産することに成功しました。 アルスの刃物は、オリジナル鋼と研磨技術により、品質が保証されています。 |
切れ味に関する評価も大変厳しいとお聞きしましたが。
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刃物を評価するひとつの基準として「切れ味」の試験機、検査機が必要になります。 一般にそのような機械がないため自社で独自の試験機を開発し、「切れ味」のテスト、検査を繰り返しています。 アルスのステートメントである「切れ味のアルス」に恥じぬよう、良い製品づくりに日々研鑽・努力しております。 |
独自技術の例を教えていただけますか? |
アルステックカットをご紹介しましょう。
切れ味を誇るアルスが独自に開発した新形状リブ付研磨です。 鋸刃の弾性も強く、また、切込みの際に生じる摩擦も小さくなりました。 切粉がスムーズに排出されるので、軽い力で挽くことができます。 リブ付き研磨の中央最狭部の形状が、切り粉がつまりにくい最適なデザインです。 研磨目が横目になっていますので、鋸刃の腰は強く、切断作業が安心して行えます。 (アルス商品品番PS-22, PS-25L, X-21, X-24) |
作業の効率性までを考えてらっしゃるんですね。
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アルスの刃物哲学は鋼と研磨、デザインが合わさり、よりよい刃物が成立すると考えています。
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スイングカット方式とは
さて、アグリズでお取り扱いしている電動バリカンDKRシリーズにもこだわりの技術がおありなんですよね? |
はい、スィングカット方式のことですね。 アルスの電動バリカンシリーズは、すべての機種に「スイングカット方式」を採用しています。 従来の両刃平行運動ではなく、片刃だけがスイングする方式ですから、葉を痛めず、きれいに葉刈りできます。 |
くわしくお願いしてよろしいですか?
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@をご覧ください。スイングカットは、切りはじめに、上刃がスイングし、切断物に負担をかけないように茎や葉に刃が鋭く入ります。 そしてAのように、鋏の動きが茎や葉が折れたりつぶれにくい、安定した切断力を発揮し、美しい切れ口に仕上げます。 美しくなめらかな切断面は、細菌等が付着しにくく、変色や発病を防ぐ植物に優しい仕上がりです。 |
職人の技を研究するアルスさんならではです。
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片刃をスイングさせて鋭利な歯先で切断していくため、 葉や樹木にやさしいくきれいに葉刈りになる植木ばさみの動きをお手本にしました。 では両刃平行運動の他社との比較をご覧ください。 |
これは歴然ですね!
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両刃平行運動ですと、挟んだものを押し潰すように切断していくため、切断面がちぎれた状態になってしまいます。 これは変色や病気の原因になりますので、庭のお手入れでかえって樹木を痛める原因になりかねません。 |
刃物の病院グリーンパパ
ご購入いただいたアルスの刃物を、可能な限り快適にご使用いただくために、 メンテナンス事業『刃物の病院グリーンパパ』を推進しています。 |
売りっぱなし、ではないんですね!
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はい!研ぎ・修理・替刃交換・部品購入など、アルスの刃物を末永くお使いいただくためのサポート事業を運営しております。 またグリーンパパの公式サイトでは、ノコギリの替刃方法などをはじめ、メンテナンス方法を動画にてご説明いたしております。 |
アルスの理念
アルスさんの製品は海外にも輸出されていますよね。
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そうですね。海外へ引き鋸を広めたのは実はアルスなんですよ。
アジアでは農系の剪定関連道具のシェア、No.1です。ヨーロッパ、北米、オーストラリアの葡萄産地では
アルスの鋏が活躍しています。
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では最後に一言よろしいですか?
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今後も、アルスコーポレーションは、サカイ(堺)のアルスに留まらず、
セカイ(世界)のアルスとして、 「どこまでお客様に満足してもらえるか」をテーマとして、これからもさらなる挑戦を続けてまいります。 本日はどうもありがとうございました。 |
こちらこそありがとうございました。
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