チェーンソーを利用して行なわれる山林の伐採作業ですが、伐採自体にはそれほど問題はないのですが、その後の伐採した木々の搬出が大きな問題となっています。 近年では山林保護のための木々の伐採や間伐作業などが頻繁に行われている地域もありますが、そこで伐採した木々をそのまま放置しておくわけにはいきませんし、伐採した木々を再利用するということも考えなければいけません。 しかし問題となるのは木々をどうやって運び出すのかということで、この搬出作業にかかるコストが最も林業を圧迫する問題となっています。 基本的には生えている木々を傷つけないような搬出作業が必要なため、大型の機器を導入しても結局は時間をかけて搬出作業を行なう必要がありますし、伐採する時に使用するチェーンソーの燃料代や人件費も、伐採搬出のコストを押し上げる要因となっているともいえます。 その後の運搬にかかる費用もガソリンなどの高騰によりなかなか削減が難しい問題となっています。 そのためこの伐採時にかかる費用、搬出の時の費用、運搬時の費用をいかに抑えるかが林業の発展にも繋がりますし、搬出した木々を利用した商品の価格にも大きく反映されてくるといえるでしょう。 |
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木材の価格は年々下落の傾向にあるため、木々の伐採などでかかったコストを差し引くと林業での木々販売での利益は木々の価格の下落とともにどんどん少なくなっているといえます。 木々を伐採するためにはチェーンソーなどを必ず使用する必要がありますが、このチェーンソーなどの器具の導入も決して安いものではありませんので、そういった器具の導入費用すら木々の販売で吸収しきれない状況になりつつあるといえます。 木材価格の下落の要因は、やはり木材輸入の自由化による海外からの安い木材が大きな要因となっているといえます。 特に住宅などに使用される木材は、その多くが海外からの輸入木材ですし、住宅価格自体の下落は木材の価格にも大きな影響を与えていますので、どうしても国内で伐採した木々の販売価格も下げざる負えないという状況となっています。 それと木が原料である紙製品の使用率の低下、木々に変わる材料の登場なども、少しずつ木材の使用を減少させており、それも木材価格の下落が止まらない原因となっているといえるでしょう。 木材価格の下落が止まらない以上、いかにコストを下げていくかがこれからの林業の課題となっているといえるのではないでしょうか。 |
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日本の林業で起きておる問題は、木材の価格下落や伐採搬出費用の高騰だけではなく、もっと根本的なことが問題となっています。 まず最も大きな問題は山の管理をする人が少なくなったということです。 昔は持ち山の管理を林業を行なっている会社に委託して山の木々の伐採や清掃などを行なっていましたが、現在では山の保有者が代替わりしたことなどで山事態の管理をしない、そのまま放っておくといったことが増えています。 そのため林業自体も少しずつ衰退していっているといえます。 仕事が無くなるということは、林業を継ぐ人間も減っているということですので、若い人の林業への就職率も下落しているといえます。 林業そのものを教える場所も減っていますし、そのためチェーンソーなどの使い方が分からない人も増加しているといえます。 仮に若い人が林業に興味を持った場合でも、チェーンソーなどの講習をどこで受ければよいかも分からないという状況が日本各地で見受けられますので、 まずは国が主体となって林業に興味を持つ若者の育成、林業が衰退しないためのロードマップ作りなどを進めていかなと、これから先さらに林業の衰退に拍車がかかる可能性もあるといえるのではないでしょうか。 まさに日本の林業は瀬戸際を迎えているといえます。 |
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