イグニッションコイルとは、自動車やチェーンソー、農業機械などで使用されている点火装置で鉄心に一次コイルと二次コイルを巻いたものを差し、それをケースに入れ固定などをするために周囲にコンパウンドやエポキシ樹脂や絶縁油を充てんしているものを言います。 自動車や、トラクターなどの大型農機具、チェーンソー、刈払機などの小型農機具など、機械の構造によってその様式は様々で、またその機械が設計された年代によって形状や根本的な構造が異なる場合があります。 イグニッションコイルはディーゼルエンジン等の一部エンジンを除き、一般的なガソリンや混合燃料で動くエンジンには無くてはならない部品です。 イグニッションコイルは簡単に言えば前述のとおり2つのコイルが内蔵されており、双方の電磁誘導により電力を発生させる装置です。 1次コイルへの起電に関しては、電源がバッテリから供給される仕組みのバッテリ点火方式と電源がフライホイール回転方式の発電によって供給される仕組みのマグネット点火方式があります。バッテリーを搭載する事が難しいチェーンソーや草刈機(刈払機)などの小型農業機械、林業機械ではほとんどがこのマグネット点火方式の物が利用されています。 |
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チェーンソーや農業機械などを作動させる際に必要なイグニッションコイル、いわゆる点火コイルは点火プラグの放電に必要な部品になっています。 フライホイールの回転によりイグニッションコイルで発電を行い、発生した電力を点火プラグに通電させると、プラグの先端でスパーク(火花)が散ってエンジンの燃焼室内に充填、圧縮された混合気に着火し、エンジンが動作します。 なので、このイグニッションコイルが壊れてしまうとエンジンに点火させることができず、チェーンソーや農業機械などを作動させる事が出来ない、重要な部品になっているのです。 点火方式としては、バッテリ点火方式とマグネット点火方式があり、それぞれ点火の方法が違ってきます。 農機具へのバッテリ点火方式のイグニッションコイル活用では、1次コイルへの電源がバッテリから供給される仕組みになっており、セル・モータを回転させて始動させるようなトラクターなどの大型の農業機械に使用される場合があります。 マグネット点火方式においては、前述のとおりフライホイール回転方式の発電により供給される仕組みになっており、リコイルスターターなどでクランク軸及びフライホイールを回転させればバッテリー無しでも発電出来るため、エンジンチェーンソーにはバッテリー切れによる始動不能状態は発生しません。 |
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イグニッションコイルの故障により点火されず、チェーンソーや農業機械などが作動しない場合はよくあります。中でコイルが断線してしまったり、コイルが熱で焼き切れたりと使用する事で劣化し、イグニッションコイルが壊れてしまう事は考えられることができます。 症状としては、一度点火したのに途中で止まってしまったり、全くエンジンが掛からなくなってしまう事が殆どで、これらの場合、イグニッションコイルに何らかの不具合が生じている事が原因だという事が考えられます。 イグニッションコイルの故障の場合、イグニッションコイルの交換が必要になってきます。自分で行う事も会出来ますが、他の不具合などを考えると農業機械店や林業機械店などの修理サービス店にに依頼した方が良いでしょう。 イグニッションコイル自体は、チェーンソーの機種にもよりますが、おおよそ5,000円から10,000円程度の物が多く、 エンジンの点火がイマイチ悪い場合や、点火後すぐに停止してしまう、またエンジン回転の不具合などの症状が生じた場合は、イグニッションコイルの破損や劣化などの不具合を考える事ができる為、修理店での点検をを行う事をお勧めします。 無理して使い続けていても、最終的には全くエンジンに点火する事ができなくなり、チェーンソーや農業機械など動かなくなってしまう可能性があるのです。 |
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