一見すると複雑な構造で作られていると思われがちなチェーンソーですが、実は、しっかりとそのメカニズムを把握することで、意外に単純な構造で動いていることが分かります。 まず、チェーンソーがなぜ動くのか、ものを切断することができるのかについては、大まかに見て3つの部分が重要な動作箇所として挙げられます。 1つ目は、実際に物を切断する役割を持つガイドバーとソーチェンです。いわゆる、チェーンソーの「刃」の部分のことをこう呼び、ガイドバー外周部分に接続し切断する物体に直接当てる刃の付いた鎖の部品のことをソーチェーンといいます。このソーチェーンがガイドバーを伝わって高速で動くことによって物体を切断することができます。 次に、チェーンソーがソーチェーンを動かす上で欠かすことができないのがエンジンです。最近ではより省エネで低振動、排気ガスが発生しないモーターを搭載した電動式の物もありますが、一般的にはガソリン式エンジンを搭載した物が活用されていて、ソーチェーンを動かす為に必要な動力を発生させています。 そして、3つ目に当たる部分が、アクセルスロットルです。自動車のアクセルやバイクのスロットルと同じように、この部分を操作することによってエンジンの回転数を調整し、そこから伝わる動力の変化によってソーチェーンの動きを変化させることができます。 大まかに分けてこの3つのパーツによって、チェーンソーは樹木を切断する事ができます。 |
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チェーンソーに安定した動きを行わせるために必要なパーツの一つがキャブレターです。 キャブレターの働きは非常に重要で、エンジン内に送る燃料を調整し適切な量を適切な形で供給するために必須となっており、いわば、縁の下の力持ち的な存在のパーツといえます。 キャブレターが持つ具体的な働きについては主に3つ挙げられます。 1つ目は、適切な量の燃料を霧化させ、それを空気と混合させてエンジンへと送る役割です。 液体のままエンジン内に燃料を噴射しても着火されにくく、最適な燃焼を得る事が難しくなります。キャブレターの段階で燃料を霧状にし、空気と混合させます。霧状のガソリンと酸素を混ぜ合わせた混合気は燃えやすく、燃焼の効率も良いので少ない燃料で大きな動力を得ることが出来ます。 2つ目の働きが、エンジン出力の調整機能です。エンジンは、キャブレターから供給される燃料と空気によって出力を得ることができるので、キャブレター側がこの動きを調整することで、エンジンの出力、ひいてはフルスロットル時のエンジン最高回転数を任意で変化させることができます。 そして、3つ目の働きが、エンジン回転数の制御です。 アクセルスロットルを操作することでキャブレターからの燃料供給を調整し、その結果、エンジンの回転数自体を操作することができるようになります。 このように、エンジンを適切に動かす上で欠かすことができないのが、キャブレターなんです。 |
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ガソリンなどの燃料を使ってエンジンを動かすためには、燃料を燃焼させるために必要な空気が欠かせません。
燃料だけをタンク内にしっかり入れておいても、混合させるために必要な空気を用意することができなければ、チェーンソーのエンジンは、どれだけスターターロープを引っ張っても稼働しません。 では、チェーンソーに搭載されたエンジンに供給する空気は、一体どの部分から取り込まれているのでしょう。 これについては、チェーンソーを開発するメーカーによってデザインの関係上若干の違いがありますが、おおよそエアクリーナーボックスと呼ばれる空気専用の取り入れ口から吸入されています。 この部分には、外部から空気を取り入れるためのダクトや吸気口が取り付けられており、エンジンの始動に伴って空気の流入が行われるようになっています。 ただし、外部からの空気をそのままの状態で内部に取り入れると、空気中に異物が混入していた場合にエンジン部などの故障に繋がる危険性がある為、クリーナー内部にはエアクリーナーエレメントと呼ばれるフィルター状パーツが設置されており、空気に対する濾過器の様な働きを行っています。 そして、このエアクリーナーエレメントが切断した材木などの木くずで詰まったりしてしまうと、エンジンが正常に作動しなくなりますので、使用後は必ず清掃するよう注意しましょう。 |
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