チェーンソーの刃に当たる部分の機構のことをカッティングシステムと呼びます。文字通り対象物の切断作業に直接かかわるシステム部分であり、チェーンやガイドバー、スプロケットなどを総称してさす言葉です。 カッティングシステムという言葉が意味するのは、エンジンやモーターなどの原動機部分を含まないチェーンソーの切断に用いる部分です。本体から突き出た薄い刃に当たる部分がカッティングシステムであり、物を斬る時に直接対象物に接触する部分です。 カッティングシステムは消耗が激しいため、何度も使用して劣化したら簡単に交換できるように設計されいます。高速回転するチェーンは切断対象物との摩擦によって摩耗してしまいますし、硬い材料を斬ればチェーンを支えるガイドバーにもダメージが生じます。 チェーンソーの持つ切断能力以上の硬度の材質を無理に切断しようとすると、カッティングシステムに大きな負荷がかかってチェーンが切れたりガイドバーが曲がったりといった事故が発生する可能性があります。高速回転するカッティングシステムが作業中に破損すると、部品が飛び散って重大な事故につながります。チェーンソーを安全に使用するためにも、必ず作業を開始する前にカッティングシステムの点検を行い、異常がないことを確認してから作業を始めてください。 |
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ガイドバーとは、チェーンソーの本体から突き出す薄い金属板です。高速回転するチェーンを支える刀身に当たる部品であり、チェーンソーの中でも最も重要な部品の一つです。 ガイドバーはチェーンソーの用途や性能によって様ざまな種類のものがあります。幅の広いものを切断するなら長めのガイドバーを、小回りが必要な作業の時は短くて取り回しのしやすいガイドバーを使用すると作業効率がアップします。 ガイドバーは回転するチェーンを支える部品ですから、原動機のパワーを損なわない摩擦抵抗が少ない物の方が良いとされています。摩擦が少なければそれだけ出力のロスも少なく原動機のパワーを効率よく切断能力に変換することができますが、回転するチェーンと直接接する部品なので高い耐久性と耐熱性も重要です。 長時間の連続使用など大きな負荷をかけてしまうと、ガイドバーがゆがんだり偏摩耗してしまいますから、安全に使用するためにはガイドバーに負担をかけすぎないようにする配慮が必要です。 十分な強度を保ちながら軽くて扱いやすいガイドバーを実現するために、穴をあけて樹脂を流し込んで軽量化したり、先端のスプロケットを交換出来るようにしたりといった工夫が施されています。 |
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ドライブスプロケットとは、チェーンソーの原動機が生み出した動力をチェーンの回転運動に変換する部品です。 チェーンソーが作業するうえで最も重要になるソーチェーンの回転に直接かかわる部品であり、切断能力を左右する部品です。チェーンに直接触れて回転させる部品のため作業時には大きな負荷がかかり、定期的に交換を行う必要がある消耗部品です。 ドライブスプロケットは大きく分けるとスパー式とリム式の二種類に分かれます。 スパー式はソーチェーンの取り付けが比較的容易なので、様々な用途に使用する小型軽量のチェーンソーによく使用されています。その代り部品のコストが高いので、ランニングコストがかかってしまうというデメリットがあります。 リム式のスプロケットは、ソーチェーン取付の際にリムの溝にドライブリンクをはめ込む必要があるため交換が面倒ですが、耐久性が高く負荷の高い作業にも耐えらるという特徴があります。メンテナンスもリムのみを交換することができるので、メンテナンスコストは安く済みます。 リム式スプロケットはチェーンソーに関する知識と技術があり使用頻度が多い場合にメリットが大きくなるので、林業のプロユーザーにはリム式が好まれる傾向にあります。 スパー式にもリム式にもそれぞれメリットとデメリットがあります。チェーンソーの使用目的や使用頻度、作業内容などを総合的に考慮してどちらのタイプの製品を選ぶかを決めてください。 |
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