原動機としてエンジンを搭載したいわゆるエンジンチェーンソーには、エンジン回転数という概念が性能の一つとして明記されているのが一般的です。 このエンジン回転数とは、チェーンソーに搭載されているエンジンのシリンダー内で1分間に何回燃料の燃焼が行われているか、もしくはエンジンクランク軸が1分間に何回転するのかを示す具体的な数値です。単位として「rpm」という表記が成されている数値が、このエンジン回転数を表す項目となります。 搭載するエンジンの回転数が高くなるほど切断部分のチェーンが回転するスピードが高くなるため、よりチェーンソーの仕事量自体を高める効果が期待できます。 また、エンジン回転数には、始動時や物体を切断していない状態の駆動状態を指すアイドリング回転数と、実際に何らかの物体を切断する際などチェーンの回転を高めているフルスロットル状態を指す最高回転数の二つの項目が明記されているのが一般的です。 近年、店頭などで販売されている製品に関しては、エンジン内部で空気と燃料を混合する役目を持つキャブレターの能力を調整するダイヤルや弁が備わっており、このキャブレターの能力を調整することによってエンジンの回転数を任意で変更することも可能です。 また、家庭用の製品と業務用など更に高出力のエンジンを搭載した製品には、搭載するエンジンの違いから回転数にも明確な違いがあります。 |
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店頭や通信販売などで一般目的として手に入れる事ができるエンジンチェーンソーは、エンジンの回転数についてもアイドリング状態と最高回転状態共に安定した性能を持つ製品が大半を占めており、目的に応じて購入することが可能です。 この中で、いわゆる家庭用の普及型タイプとして販売されている一般的なエンジンチェーンソーの場合、エンジンを始動してすぐの状態や物体を切断していない状態を示すアイドリング時のエンジン回転数として、毎分2500rpmから3200rpmという性能が、一般的な数値となっています。 特に、国内販売されているエンジンチェーンソーの場合、アイドリング時2500rpmから2800rpmの物が多くを占めている他、何らかの物体を切断する際にエンジンの回転数を最大まで高めた状態を指す最高回転数として毎分12500rpmから14700rpmの物が一般的な製品として販売されています。 いずれの回転数の場合も、これらのエンジン回転数値を発揮する事ができる製品であれば、木材など通常の物体なら容易に切断することが可能であると思って戴いて構いません。 更に、現在販売されている製品全般に関しては、キャブレター部分の調整を施す事によって、ある程度のエンジン回転数の任意変更が可能ですが、調整を誤るとエンジンが破損する場合があるので、エキスパートユーザー以外は調整を行わない方がよいでしょう。 |
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通常のエンジンチェーンソーの場合、最大でも15,000rpm前後の数値が一般的となっていますが、更に高出力で絶大な切断力を求めるユーザーの方を対象に、最大回転数を16,000rpm以上に設定されたエンジンを搭載するエンジンチェーンソーも選択する事ができます。 こういった高回転型の製品の大半が、通常30ccから39cc程度の排気量の通常型エンジンではなく、40cc以上のパワフルタイプのエンジンを搭載しています。中には、業務用やプロを対象とした製品も選ぶ事ができ、こうしたプロ仕様の製品の場合は50cc以上の排気量を発揮する物も一部存在しています。 基本的にチェンソーはソーチェンの回転スピードが上がれば上がるほど切れ味も良くなりますので、エンジン最高回転数はチェンソーの切削速度、ひいては作業効率に大きく影響します。 ただし、エンジンの最高回転数が通常よりも高く設定されているため高性能なエンジンである場合が多く、販売価格も高めに設定されているほか、燃料消費率も通常と比べて若干悪化してしまうので、こういった特徴にも注意しておく必要があり、使用用途をしっかりと明確にした上で選ぶことが大切です。 |
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