山に入りチェーンソー(チェンソー)で間伐を行っていると「かかり木」を引き起こしてしまうケースがあります。チェーンソーで伐採した木が予期せぬ方向に倒れかかってしまい、木の先端が地上まで落ちてこない状態を指します。 この場合、いつ木が倒れてくるか分かりませんので、作業者が危険にさらされるため間伐作業を一時中断しなくてはならないのです。 かかり木の状態を解消するため、チェーンソー(チェンソー)で隣の木を伐採してぶつけるように倒したり、元玉切りといってかかり木の元口を切断したりすると、重大な事故を引き起こしてしまう可能性があるため禁止事項として挙げられています。 もちろん枝をナタなどで伐採したり、無理に力をかけて引き倒そうとすれば反動によって人間の体が吹き飛ばされてしまうほどの力が加わることもありますので正しい方法で処理をします。 また、かかり木を放置したままでは、何も知らずに後から山に入ってきた人がケガをしてしまうかもしれませんので早急に対応が必要となります。 実際にかかり木による死亡者やケガ人が毎年発生していますので、森林組合などに相談をして大型の機械や器具などを使いかかり木を処理をしなくてはなりません。 |
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かかり木を発生させないためには間伐方法の策定に重点を置きます。 山に入ってからランダムに間伐する木を選びチェーンソー(チェンソー)で伐採したのでは、いつかかり木が発生するか分かりません。 そのため農林組合などでは、かかり木を発生させないために専門家を呼んで林業従事者に対し講習会を開催しています。 少人数でチェーンソー(チェンソー)を使用し伐採をしていると、かかり木を引き起こす可能性が高まるため、自治体によっては補助金の支給や融資制度を用意し、伐採から玉切りそして集積までを全て行うことが可能なハーベスタといった大型の伐採機械が使用できるようにしている所もあります。 さらに間伐には定性間伐や列状間伐といった方法があり山の状態や木の生育具合にもよりますが、列状間伐の方がかかり木を発生させる頻度が少ないという調査結果があります。 定性間伐は曲がっているなど生育具合の悪い木を伐採しますが、木の見極めが難しく林業従事者の訓練が必要となり木を倒す方向などを正確に見定めなくてはなりません。 一方、列状間伐は順番に規則正しく伐採をしていきますので、かかり木が起きにくいのです。 質の良い木を伐採してしまうのは勿体ないのですが、かかり木による事故が多い現状からも人災を引き起こさないような間伐方法の検討が重要となります。 |
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かかり木が発生したら無理に引き倒すなど危険な行動を取らないようにしなければなりません。 チェーンソー(チェンソー)で元玉切りをすることにより、かかり木の状態を解消できそうであっても、自治体や農林組合などが策定するガイドラインに則って処理を行います。 まず、フェリングレバーやロープなどの牽引具といった、かかり木対策用の器具を持参していないのであれば、一度退避しなければなりません。 その際にはかかり木が発生している場所を確認し、他の作業者に対して二次災害が発生しないよう周知に努めます。 作業前に決めてあった退避場所を速やかに移動し次の対策を講じます。かかり木の処理をする際には、周囲でチェーンソー(チェンソー)を使用した他の伐採作業が同時に行われないようにしなくてはなりません。 かかり木の胸高直径が20センチ未満程度であれば、フェリングレバーやロープを使って安全な方向へ木を回転させていきます。 20センチを越えるような大きなかかり木であれば、ガイドブロックなどをセットして安全に留意をしながら牽引具で処理をするのですが、もし作業車など林業機械を導入できるスペースがあるのなら優先的に使用をして、かかり木を安全な方向へ倒していきます。 |
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