下刈りは、木の成長をつつがないものにするために行う作業です。 作物を育てる時に、近くに雑草などがあれば抜くのと一緒で、育てたい木の周辺にある野生の植物を、成長を阻害しない程度に刈り取ります。 手作業の場合はカマで、効率を重視する場合には刈払機やチェンソーを使って刈っていきます。 下刈りは、7月中旬から9月の初めごろまでの真夏に当たる時期がシーズンとなります。 その期間はちょうど植物が成長のためのエネルギーを溜める時期で、成長に必要な力を保持していない状態となるので、刈ったあとすぐ回復することがなく効果が持続することが理由です。 しかし作業者にとってはまさに暑さの盛りであり、作業には厳しい環境となります。 それゆえにこまめな休憩と水分補給を行うことが推奨され、時間帯も朝の早い内から行われるのが一般的です。 暑さの他にもハチやブヨなどの虫による被害、トゲの生えた植物に接触することでの怪我など、様々に注意するべきことが存在します。 チェーンソーを使用する場合には、特にキックバックなどの事故が起こらないように、慎重に刃を入れていくというのも安全のために大事なことです。 下刈りは商品となる木が十分に育つまで、恒例として続けられます。土壌の豊かな土地では、植物の成長も早いため、一年に二回などと回数を重ねて行うこともあります。 |
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受け口は林業で使用される専門用語で、木に入れる切り込みのことを言います。 受け口を作る作業は、チェーンソーによる木の伐採時に非常に重要となる行程の一つです。 人の背丈を大きく超えるような木を伐採するとき、まずその木をどの方向に倒すかを決めます。 空間が開けている方でないと、他の木に引っ掛かって上手く倒れず、大きな事故の原因となるので慎重に方向を見極めます。 方向が決まったら、その倒す方に入れる切り込みが受け口です。 深さは木の太さの5分の1から場合によっては3分の1ほど、木の状態によって判断します。 受け口を作った時点では、木は安定感をなくすところまではいきません。 その後反対側から切れ込みを入れていくことで、徐々に重心が受け口の方へとずれていくようになり、最後には自分の重さに耐えきれず、受け口の空洞に導かれるようにして倒れることになります。 受け口はまず水平に切り、その上から30度から45度の角度になるように斜めにチェーンソーの刃を入れて、木に口を作る感じに切り取りとっていきます。 この時にしっかり斜面の様子や木の重心の取り方を確認しておかないと、機能する受け口が作れなかったり、逆に深く受け口を切りすぎて木のバランスが崩れたりと危険になるので注意します。 |
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木を切り倒す方向を確認し、そちらに倒すための受け口を入れ、次に行うのが追い口を作っていくという作業になります。 チェーンソーを手に、追い口は受け口の反対側、受け口の下の切れ込みから5cm程度上の位置を目安に切っていきます。 追い口を入れていくときには、常に木の傾きの様子を見ながら作業していくことになります。 もし狙っている方向に重心が動いていないと感じたら、くさびを差し込んでうまく誘導していきます。 突っ込んで追い口切りをしていると、チェーンソーが挟まって動かなくなってしまったり、キックバックを起こす危険性があるので十分に注意します。 また切り込み過ぎないよう、常につるの存在を意識して作業するのもポイントです。 つるというのは最後まで刃を入れない、受け口と追い口を繋ぐ部分のことで、木の10分の1程度の厚みをもって残せるようにようにします。追い口の調整をしながら、切らない部分をいかに残すかで、木が倒れる時の速度や微妙な角度が変わってきます。 追い口を入れすぎると、予想外に木の傾きが進行したり、場合によっては木が裂けたりして大変危険な状態になります。そういった事態を防ぐためにも、伐採をサポートする道具を使いながら丁寧に作業することが大切です。 |
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