伐倒は、チェーンソーで木を切り倒すことを指します。似た言葉で伐採というものもあります。 地に根をはりどっしりと生えている状態にある木に、切れ込みを入れていきながら伐倒をします。 伐倒作業は、チェーンソーを使った動きの中でも、上位の危険性を持つ作業になります。 自分の状況から周囲の状況、木が生える地面の傾斜具合から風向きなど、様々なことを確認しながら行っていく仕事です。 伐倒後の木が他のものに当たらないように、何もないところに倒れるように、作業は常に緊張感をもって進められます。 チェーンソーやそれを扱う人の防護装備の他に、伐倒作業ではそれをサポートする補助具を使うことがあります。 伐倒中に機具が切り口に食い込んでしまわないように、バランスよく切れ込みを入れて倒せるように、かませるのがくさびなどの道具です。 伐倒はまず倒す方向を決めてから作業に取り掛かります。その後は受け口をつくり、回るように動かしながら追い口を入れていって、くさびなどを使いながら時間をかけて木を切り離していきます。 角度や力の入れ具合が非常に重要で、木の生え方によっては初心者のみならず、作業に慣れている人でも手におえないこともある、とても難易度の高い技となります。 |
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伐倒した後の木を運びやすいよう、加工しやすいように丸太に近い形にするのが枝払いです。 無数に分かれる枝を切り払うため、何度もチェーンソーを入れることになるので、最も時間のかかる作業だといわれます。 木の大きさによっては、枝といっても木そのものと同じような質量を持つこともあり、決して気の抜ける作業でもありません。 枝払いにおいては、木を動かないように固定することが最も重要なポイントになります。 枝払いをしている最中に、木が動いてしまうことのないように、ガイドバーなどを使用して切りやすいようにも調整します。固定する高さというのも重要で、チェンソーを扱いやすい位置関係を図りながら場所を決めます。 地形が悪い場所で作業することも多いので、十分な環境の確認は必須です。 チェンソーを両手でしっかりと握って、安定した体勢で枝払いに挑むことも作業において大切なことです。足元を整え、木との間隔も測って、力が入りやすい立ち方を探していきます。 キックバックによる事故は怖いので、それが起こることがないように枝のはりや硬度も、逐一チェックしていく必要があります。枝払いはその名前のイメージに反して、木を切り倒すときと同程度の危険を孕むものでもあるのです。 |
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切り倒した木を、加工しやすく丸太にする作業が玉切りです。玉というのは丸太のことを指します。 玉切りでは、特に既定の長さにカットすることが重要になってきます。 丸太には求められる長さがあり、それより長くても短くても木材としての質を落としてしまうことになります。一本の切り倒した木をどうやって無駄なく丸太にするか、ということもとても重要になってきます。 正確な長さを測るため、使用するのが巻尺です。 それからマークを付けて、切る位置をしっかり決めた後チェーンソーを使用します。 この時に木の傷み具合なども見ながら、木材として使えるように切り分けていくのも作業者の役目です。 切り倒した状態とはいえ、加工される前の木をカットしていくのですから、チェーンソーをもってしても簡単にはいきません。 木の形状によっては、一部が浮いたりといった不安定な状態の中作業しなければならないこともあり、安全への配慮は玉切りの間もしっかりと行っていくべきです。 木の直径によって、玉切りのスタイルも変わります。丸太の切断面に違いが出るのはそのためです。自然のものを加工しやすいものへと変化させる、玉切りの行程は他の作業と比較しても、細かなミスも許されない繊細なものです。 |
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